競争社会でへらへら笑って

司法試験という競争社会の中でもへらへらしてる受験生のブログ

十九.京大ロー生徒然日記 いつの間にか年末だの巻

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※本稿を読んでいる間は2022年にタイムスリップします。つまり僕はドラえもん類似の存在ということです(しょーもな)。

 

 

ども。あずめろです。

今週で激動の2022年も終わりですね。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!?!?!?!????!!?!???!?!?!??!?!??!?!??!???????????????????

 

 

バグってる。間違いなくバグってるよ・・・・

ということで、前回更新が11月上旬だったので約2か月くらい書いてません。。。駆け足で何があったか書いていきましょう。最近忙しいのでね・・・(すみません)。

すずめの戸締り

まじで見に行きたい。すずめの戸締り。

でも時間がない。だってロースクールが忙しいから!後期はほんとにいそがっしい!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特大ブーメラン()

京大ロー入試

京大ロー入試があったそうで。お疲れ様です。予備に合格した後輩も受けに来てたのでご飯も食べました。そう。百万遍おすすめ店のCiboで。めちゃくちゃ良いお店です。

私が受けた京大ロー入試の時、最後の刑事系の時間、なんか試験がめんどくさくなったときに4講から中庭見たら、紅葉のきれいな中庭でもぐもぐご飯食べてる人がいて、その時の風景がすごい印象的だったので頑張れた思い出があります。

なので日曜日に中庭でご飯を食べようと画策しました。

 

 

 

 

大雨でした(終)。

 

政教分離

地獄。

孔子廟オワコン判決。

箕面忠魂碑クソわけわかめナメクジ判例

学者箕面忠魂碑判決読めてない説。

 

と散々悪口を言い、めちゃくちゃに文句を言っていました。

でもこういうのずっと勉強するの楽しいよね。

後期はグループワークが多くて、まあ時には楽しいよねって感じ。

NF

展示

京大と言えば学祭!

当局と色々あってもしっかり開催された学祭!

小林私が来る学祭!

 

ということでNF初日に行きました。

まずは体育館で展示。

なんか縮小版コミケみたいな感じで面白かったですね。

法学部の展示が「風営法○○」って名前だったので、「風営法の何条何項の話ですか?」って聞いたら「・・・・😅」って反応されました。許しません。300円のうまい棒1本買わされました😡

あとは写真とか水槽とか折り紙とか色々みれました。案外おもろいもんですね。

アーチェリー

そのあとはグランド行きました。

なんか射的っぽいアーチェリー部の出店があったのでやってみることに。

 

これがめっちゃおもろい!!ちゃんとアーチェリーだったし、結構外れるしでほんとにおススメです。

 

僕は全部的に当てたんですが、担当の人以外も多くの部員の方が「マジですごいっすよ」「え、才能ある🥺」「すごいいいい!!」って言ってくれたんです。

だから結構良い景品もらえるんかな?とか思って(*´ω`*)こんな顔して景品交換所行ったら

 

 

飴玉が3個もらえました。

 

 

ちなみに最低でも飴玉が1つもらえます。

 

 

え?あんなに褒めてくれたなんなん???

 

 

😡(嘘ですめちゃくちゃおもろかったですよ)

食べ物

たくさんありました。唯一の事前情報は学生服着た女性のいるお店はやばいってことだけだったのですが、それはちゃんといました。風営法上大丈夫か?

焼き芋食べました。他にも時間あればもっと食べたかったですね。

揚げアイス食べてみたかったですね🍨

小林私

さて、NFに来た最大の目的、小林私。

皆様ご存知ですか?小林私。シンガーソングライターです。

この動画見てみな?

youtu.be

めっっっちゃカッコいいでしょ?

次にこの動画見てみな?

youtu.be

なんだコイツ・・・

このギャップがいいね。

youtu.be

このライブ1回見れば小林私が大体わかります。たぶん。

ちなみに私はこの「花も咲かない束の間に」がすこです。すこすこです。

 

 

ということで初、生小林私です。

感想:

①歌めっっっっっっっちゃマジで上手い。プロってやっぱこんな上手いんだ。

トークおもろい。あれ?小林私、ライブで滑るまでが流れじゃないのか?普通におもろいんだが。しかも京大生が好きそうなトークだし。

③セトリ神😭好きな曲めっちゃ入ってた🥺

 

と、いうことで神でした。素晴らしい小林私。素晴らしいNF。ありがとう運営の皆様。

司法試験過去問

まず2時間集中力がもたん。

あと再現答案が規範書かなすぎてびびる。

規範かけよ😡

当事者適格わけわからん

おわり。

お墓参り

親族のお墓が京都にあることが判明したのでお墓参りに行きました。

母親が何やらお菓子を持ってきたので仕送りか?と思ったら、「友達にあげて」とのことでした。

 

 

え?おれには??

 

 

みんなで美味しく食べました🤗

秋季討論会

今年退職される先生による講演会。

我らが民事訴訟法のYMKT先生の講演を聞きに行きました。

内容は直前にやった授業の再度の説明って感じだったのですが、面白かったのは聴講者に名だたる先生方がたくさんいたことですね。アベンジャーズみたいな。

 

ちがうか。

DPF

デジタルプラットフォームの特別講演会みたいなのに参加しました。

 

アジェンダって単語を死ぬほど聴きました。

望年会

忘年会ではなく望年会です。

なんかブラックなベンチャー企業が使ってそうですね。人財みたいな。

クリスマス

みなさん知ってましたか?餃子の王将、創業祭により500円食べると250円の割引券がもらえるのです。

まず12/24の昼夜に行きました。

12/25の昼、朝から生クリーム食べたい。。。少なくともこってりラーメンは食べたくない、と思ってたら、店が激コミで一緒に行った方のおすすめのケーキ屋さんに行くことになりました。

 

 

神😭😭😭😭

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ケーキ食べると塩辛いもの食べたくなりますよね?

 

 

夜は王将に行きました😡

すずめの戸締り

ほんで年末に見に行きました。ええ。観に行きましたよ。

 

以下感想

 

 

猫の行動原理がわからん。マジで見てみてくれ。マジでわからん。

 

これを映画見た人に言うと論争になります。

①「行動原理分かる、面白い」派

②「意味不明、新海誠は脳みそ破壊映画だけ作っとけ」派にです。

 

数々の方とお話しした結果、実証的にあることがわかりました。

それは①派の人はすべからく彼氏彼女恋人と見に行っているということです。つまり彼氏彼女恋人と見に行くというのが、すずめが面白いと思わせる最大のポイントなのです。

逆にいえばストーリーの論理的な説明には目を瞑った方が良いということでしょう。

 

 

 

男4人で見に行きましたけど😡😡😡

くら寿司

回転寿司高くね?

半年行かない間に日本どうした?

 

もっと創作寿司増やせよ😡

ハンバーグ寿司3つくらいバリエーション作れよ😡

帰省

と、いうことで帰省しました。

実家での朗らかなひと時を再現しましょう。

 

あずめろ「実家マジで勉強できん。つらい。早く自習室行きたい。」


ままめろ「言い訳の仕方を京都で学んでるわけ?成果出てるわね。」

 

 

 

 

ままめろは手厳しいね。

 

 

おわり

と、いうことでめっちゃ駆け足で終わりました。

まだ「画像で振り返る2022年」が書けてません。

たぶん2月くらいに書くことになりそうですね。

テストやばいことに昨日気づいたので。

 

とりあえずではでは。

 

 

 

(>人<;)

37.まるめがね

今日は1日で丸亀製麺の釜揚げうどんが半額でしたので友達と阪急スクエアに行きうどんを食べたのですがその友達は日頃からメガネの良さについて特に知ろうともしない不届き者のためいかにメガネによって人の印象が変わるか似合う似合わないがあるかを教えようと思い同じく阪急スクエアにあるお店にある1番僕が好きなまるメガネを付けてこれどう?って聞いたらあメガネってマジで全然印象変わるしマジで似合う似合わないあるんやなって言われたので友達がまるメガネの違いまるメガネの奥深さに気づいてくれて大変嬉しい反面お気に入りまるメガネがマジで似合わないと言われて大変悲しいいちにちでしたまる。

36.ブログアクセス3万人突破しました!!

うれしーどくしゃ❗️✨🤟😁👍✨⚡️感謝❗️🙌✨🙌✨🙌感謝❗️🙌✨🙌✨🙌またいっぱい読まれたいな❗️🥓🥩🍗🍖😋🍖🍴✨ドクシャッ‼️🙏✨シャ‼️🙏✨ シャ‼️🙏✨ シャ‼️🙏✨ シャ‼️🙏✨ シャ‼️🙏✨ シャッッ‼😁🙏✨😁🙏✨😁🙏✨ハッピー🌟スマイル❗️❗️❗💥✨👉😁👈✨💥

3万人アクセス達成しました

と、いうことでども、あずめろです。

あ、間違えてスカイピースネタを書いてしまいました。私のブログも炎上するかもしれませんね。

 

そんなことはどうでもよくて、タイトルのように

ブログアクセスが3万人を突破しました!!

 

いつも読んでくれている人、最近読み始めてくれた人、SNSの更新通知だけ見てる人、そもそもブログの存在を知らない人、すべての人にありがとうございます。

 

思えば1万人アクセス突破が2022年6月22日なのでちょうど5ヶ月くらい?ですね。5ヶ月で2万アクセス増えたのは素直にすごくないか?と思っています。

ちなみに実はこの記事が70記事目でもあります。これもめでたいですね。

※嘘です。捨て刑法判例百選を書いたため71記事目ですね。

 

この期間に書いた記事は20記事なのでどういうことかというと・・・

ロー入試記事ブーストがかかったということです。

良いのか悪いのか・・・まあ皆様のお役に立てれば良い限りですね。

ちなみに最近ロー入試記事を再度読んだのですが、あまりにもネタに振りすぎていて、僕が受験生で読んだら普通にイライラすると思います。ご愛敬ご愛敬。

 

本記事は資本主義に屈しないブログであるためアフィリエイト等はしていません。なのでアクセス数が増えることは、ただ飲み会の場で繰り広げられる

「ブログやってます」

「え!?どんな記事書くんですか?どれくらいのアクセス数なんですか?(興味津々)」

ロースクールの生活やおもしろ(主観)記事書いてます(ニチャ...)。アクセス数は3万人突破しました(ニチャチャ...)」

「つまらなそうだしアクセス数も半端ですね(おもしろそうですね!すごーい!棒)」

という会話に使えるだけということになります。

 

とにもかくにもこれからもいろいろくだらないことからくだることまで書く予定なのでできれば是非読んでくださいね。

 

ちなみにPCとかだとこういう表記なるの知ってましたか?こっちの方がよりカオス感があっていいですよね。

 

ブログの振り返り

ここまでの人気記事はまずロースクール入試記事(ナンバリングⅠⅡⅢ・・・)がありますね。正直思ったよりアクセスが多くてビビりました。特にGPAとステートメントの記事のアクセス数はものすごく、ステートメントって大変なんだぁって思いました。

各大学の記事も人気はあるのですが、阪大ローがあまりみられていなくなぜ?と思っています。あれ一番勉強になるやろ・・・。あと得点開示の記事はアクセスが多くてなんか「人間って他の人の成績気にするんやなぁ・・・・」と思いますた🥺

azumerogohan.hatenablog.com

azumerogohan.hatenablog.com

azumerogohan.hatenablog.com

 

京大ロー生徒然日記(ナンバリング一二三・・・)はどうも連載形式だからか、ロー生の日常()を書いているからなんのか知りませんが他の記事に比べてアクセス数が多いですね。食いつきが良いようで、特に同じロー生は読んでいる人もいるのかもしれません。知りませんが。身内ネタが多くなるような気もしますが、その辺もご愛敬ということで。これからも月2回くらいの頻度で更新していきたいですね。

azumerogohan.hatenablog.com

azumerogohan.hatenablog.com

 

そして問題のそれ以外の記事(ナンバリング123・・・)は伸びたり伸びなかったりすると・・・・。基本おもしろ記事はこのジャンルなのですが。。。波がありますね。

ですが段々とネタ数を増やしていっています。特に「ぱぱめろ」「ままめろ」の記事は非常に伸びました。リア友からの評判も良いようで。。。。

azumerogohan.hatenablog.com

azumerogohan.hatenablog.com

と喜んで?いたのですが、最近

「なんかこれ大事なもの失ってないか・・・・?」と思っています。

あれ?これ公開して大丈夫なのか・・・?と。

上で「面白い(嘲笑・冷笑)」している方々は、僕がやつれた三十路独身弁護士になっている際には「まだブログなんか書いてんの?笑」「それより俺の嫁がさ~」「てか娘かわいいんだよねぇ~」などどおよそ責任を取ってくれないのではないのではないかということであります。

ブログのコンセプト

さて、そういうわけで紆余曲折している本ブログ『競争社会でへらへら笑って(競へら)』ですが、今後も同じ感じで書いていこうとは思っています。

基本的には「ラーメン屋でラーメンが来るまでの8分間で読む」記事をコンセプトに(はじめ知ったわそのコンセプト)書いていきたいですね。

 

ロー入試記事は後輩が書いてくれているのでまた投稿しようと思います。

 

京大ロー生徒然日記はいままでと同じように日記感覚で適当に書きたいですね。てかロー生というか司法試験受験生でブログやっている人は多いのに、その内容はほとんど基本書の書評とかそういう実利的な記事ばっかで、僕みたいに「普通の」記事書いてる人が少なすぎてなんでなん?と思っています。書評とかなんか再現答案とか、読んでて面白いか??

上記考えを先輩に話したら「普通はそういうのは彼氏彼女に言ったりするんだよ」って言われて、気づいたら血だらけの先輩が床に倒れていました。ちな彼女はアスナ似(聞いてないww)。

あ、でも日記とかもローネタばかりだと読んでくれない人もいるのであくまで普通の日記に傾けていきたいですね。

 

それ以外の記事は下でもっと話たいと思いますが・・・

実は最近驚いたことに、案外こういうくだらない記事の感想として

「落ち込んでた時に読んだらなんか心が軽くなった」

みたいなことを言われることが時々あり、あ、こういう効果もあるもんなんだなって思いました。

僕の記事を読んでメンタルが回復するならそれはたぶんそもそもそんなに大変な状況でもないのではないかと推察するのですが、少しは社会貢献できているなら良いに越したことありませんね。

ま、そんなかんじ。ブログってやっぱりこうジメジメしてたり自虐してたりしたほうがいいんですかね?キラキラしている記事は見るに堪えんわけですか。

安心してください。ブログ書いてる時点でキラキラしていないので。

今後の方針とか

エモい記事を書きたいよね

エモい記事が書きたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

えもえもになりたい!!!!!!!!!!

透明感のある記事が書きたい!!!!!!

なんか示唆的な、読んだら自分も体験したみたいな記事が書きたい!!!!!!!!

浅倉透みたいな透明感がいい!!!!!!

↑透明感の具現化

ということで、今後はもっとエモな、ブログらしい記事を書きたいですね。もともとエモは大好きなのですが、そのような状況とは無縁な生活を送ってきたわけです(だからエモが好きなのかもしれませんが)。

ちなみに私は

bloomsky.hatenablog.com

この方の記事が大好きなのですが、この方の記事はエモだし、表現が好きなんですよね。内容ももちろん好き。でも表現それ自体が好き。皆さんも良ければぜひ(勝手に紹介していますが・・・)。

ちなみに私は

bloomsky.hatenablog.com

この記事とか

bloomsky.hatenablog.com

とか好きです。特に「引力」の記事、出だしから才能があふれています。素敵なわけです。

ということで、僕もえもりえものような(?)記事を書いていきたいですね。

おもしろ系記事をもっと書きたいよね

最近頑張って?書いてるのが面白記事です。

azumerogohan.hatenablog.com

雑談(謎)ジャンルですね。

しかしこれが難しい。文才が露骨にでるというか。面白いだけではなく、起承転結、とくに結が難しい。

僕は小ネタは結構思いつくような気がするのですが、ストーリーがなかなか思い浮かばないわけですね。思いついた時はすぐに書けるのですがね。。。

 

あと笑いを採りに行くために自虐ネタとかネットミームとか下ネタとか使うのってなんか「センスない」んだと思うんですよね。なんでそういうの抜きにして書けるようにしたいと。

あと追加するなら、ネタ系の記事であんま伝わんない小ネタも書かない方がいいなぁと反省しています。ネタが分からない箇所があったって指摘があって、確かに面白系の記事でわかんない描写あると急に冷める気しますね。反省。マコーミックとか誰もわからんやろしな。

ま、そんなかんじ。

ちなみに最近知ったこのブログ(というか小説!もめちゃくちゃ面白い。

https://t.co/HoKXMMtByW

テーマ別記事を書きたいよね

これは結構マジで書きたいと思ってて、要するに最近これハマってます!とか、これおすすめです!みたいな普通の記事。

もっとカジュアルに音楽とか好きなアーティストとか漫画とか本とか映画とか銀河英雄伝説とかご飯とか服とか、、、

とにかくそういう記事書きたい!!

頑張ります🤗

女性対象記事も取り入れたいよね

皆さん競へらの女性読者の割合知ってます・・・?

Googleアナリティクスを使えばそういうのもわかるんですけど・・・

なんと4割もいるんです!!!

 

 

・・・は?

このゴミ溜みたいなブログの4割が女性読者!?!???

別にそんなに過激な表現とかは使ってないと思うんですけど、なんか照れますね///

まぁ4割も物好きがいるということで、嬉しいような悲しいようなな訳ですが。

 

 

 

 

35.捨て刑法判例百選Ⅱ

「えっ・・・・・」

 

凸山は思わず声を出し電柱の陰に隠れてしまった。

確かにあれは、同じクラスの海目くんだ。。。。

 

 

 

 

今日は勤労感謝の日で水曜日なのに祝日だ。週の真ん中が毎週休みだったらどれだけ幸せだろうかと思いながら、でもロースクール生には「休日」はないということを半年間のロー生活で学んだ凸山は、雨の中、重い足取りで自習室に向かっていた。

道中は今日やらなければいけないタスクを考える。明日は後期で一番重たい民事訴訟法総合①があるからそれの予習。それに授業の復習債務もたまっているからそれの解消。さらには自主ゼミの起案が2つ。しかも土曜日には民事法文書作成とかいうよくわからない3時間の起案授業もあるからそれの勉強。。。。

 

凸山は学部1年生からやっていた法律討論会や模擬裁判大会で法律が好きになって、しかも就活とコロナウイルスの流行がかぶり、なんとなくロースクールという道を選んだ。運よく京都大学に合格したときは「私才能あるかも!」とか思ってたけど、実際に入学した後はそれが単なる思い上がりであることに気づいた。上には上がいるのだ。

 

雨の日はなんとなく気分が「晴れない」ので、先日NFのライブを見て感動した小林私の曲を聴く。

 

 

そんな時だった。元田中から京都大学に行く途中、東大路の1本中の道の、小学校前の公園の横で、凸山は海目を発見した。

もちろんクラスメイトを見つけたからといって毎回驚いているわけでは無い。海目が、「あるもの」を見ながらたたずんでいるからだ。

「あるもの」というのは、ロースクール生はもちろん、学部生でも使用する有斐閣出版の「判例百選シリーズ」の『刑法判例百選Ⅱ』だ。しかも第7版。第8版の方は最近出版され、しかも表紙がおしゃれだからなんとなく覚えている。

 

 

 

 

 

 

私は正直、海目くんがあまり好きではなかった。

 

海目くんとは5月にあったクラス飲み会の席で話たことがあるくらいだった。別段普通の、いかにも京大生っぽい男の子で、「優しそう」が似合うクラスメイトだと思っていた。

ただ半年も同じクラスで毎日顔を合わすとなんとなく性格が分かっている。刑法の時間、「責任」分野を専門とする教授のソクラテスメソッドに対し、海目くんはこう言い放った。

 

「それは司法試験にとって重要なのでしょうか。」

 

教室は唖然とした。あんなこと言う子だったんだ。当然先生は怒っていたし、たぶん平常点も下げられただろう。あたりまえだ。

確かに先生の授業はおよそ司法試験レベルとはかけ離れたものだったし、クラスメイトの多くは「よくわかない」と言いたげな顔をしていたのは事実だけど。。。

私はというともちろん驚いていたけど、同時に怒りも覚えた。学部生のときに刑法ゼミである東大系一派の新山ゼミに所属していた私は、刑法のその理論的側面に虜になっていたからだ。特に刑法総論の理論。私がとりわけ過失論がすきだったとか、そんなことはどうでもいい。ロースクールを「司法試験」のためとしか考えていないクラスメイトに、なんとなく自分の勉強とか今の生活とか、もしかしたら人格まで否定されているような気がして、無性にイライラした。

 

あとで知った話だが、海目くんは先日予備試験にも最終合格したらしい。

きっと自習室の本棚には常に予備校の参考書が置いてあるんだろうな。

きっと伊東塾とかサガルートとか辰己とか使ってるんだろう。私は使ったことないけど。

そういうわけでろくに話たこともないのに、academismに対して嘲笑してそうなクラスメイトに、なんとなく嫌悪感ほどではない負の感情を抱いていた。

 

 

 

そんな海目くんが雨の中、道端に捨ててある刑法判例百選Ⅱを見ている。

 

もしかして彼、予備試験に合格したから刑法判例百選捨ててるの??

 

電柱から彼を見る私は、そう思うとふつふつと怒りが湧いてきた。さすがに許せない。本は悪くないのに。

雨なのに汚れが目立つ白い靴で出歩いたことに途中で気づきイライラしていたのと相まって、思わず声を荒げそうになる。

 

 

と思ったら、海目くんはその刑法判例百選を拾い上げた。きょろきょろとあたりを見回す。理由はわからないけど身を隠す私。恐る恐る再度電柱から顔を覗かすと、海目くんは刑法判例百選を木の根元に置いていた。

 

え・・・・・??

海目くんが捨てたんじゃないの。。。?

 

 

 

 

「ほんとは、結果反価値で書きたいんだ・・・・」

 

 

 

 

海目くんは、さながら捨て猫に自分の孤独感を吐露するように、そう語りかけていた。

「なんで行為反価値で実務は回っているんだろうな・・・。過失の構造もおかしいんだよ。。あれは責任要素であるべきなんだ・・・」

海目くんの声は止まらない。

「お前は『反価値』と『無価値』どっち派なんだ・・・?おれ?おれはどっちでもいいよ。。。。でも、こんなこと議論してくれるクラスメイト誰一人いないんだ・・・」

「前、責任分野の大家の先生の授業があったんだ。ソクラテスメソッドされたよ。めちゃくちゃうれしかったし、ずっと議論したかった。でもクラスは、クラスメイトはそれを許さない感じがしたんだ。ロースクールって思ったよりも司法試験のためにあるのかもな・・・」

それからも海目くんは、水分で本来の2倍ほどに膨れ上がった、旧版の刑法判例百選に向かって話つづけた。

 

10分くらい経ったころだろうか。

「わるいけど、俺の家の本棚にはお前を飼うほどの隙間がないんだ。ごめんな。いい人に拾ってもらえることを願ってるよ」

そういうと海目くんは、たぶん自習室に歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

祝日明け、クラスメイトはけだるそうだった。

でも私は違う。民事訴訟法が始まる前、けだるそうな海目くんにこう伝えた。

 

 

「ねね。海目くんって、山口厚『危険犯の研究』読んだことある??」

 

 

「え、、。凸山さん、、だよね。。?えっともちろん読んだことあるよ?」

 

 

「じゃあ瀧川幸辰『犯罪論序説』は??」

 

 

「え、凸山さん結構詳しいの知ってるね。。。実はまだ途中までしか読んだことないんだ・・・」

 

 

 

 

 

 

「じゃあさ。良ければ一緒に読まない?自主ゼミしてくれない・・・かな///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言ったあとの海目くんの目は、祝日明けにしては輝いていたように、思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラスのヤンキ―が捨て猫に優しくしているテンプレを、ロースクール生がやるとこうなるんだよ、ということを書いてみました。

ある程度実話です。

 

34.ままめろ「これ........なに?.........」

あずめろ「は.......歯ブラシじゃないかな...........」

 

 

 

 

時は遡ること西暦2022年11月6日(日)午前10時

 

本日は我らが日本の中心地(物理)たる愛知県から両親が京都にやってくる日である。

京都で紅葉狩りを楽しみ、夜は先斗町で飯を食い、そして翌日にはアウトレットに寄るという予定からは、とてもではないが「息子に会いに行く」という理由が本音であるとは思えない。この建前は、さながら法令違憲を下したくないがために「司法謙抑主義」「民主主義国家」との大層なフレーズを述べる某国家の某最高裁判所と同じくらいのものであろう。

要するに私は両親の小旅行のだしに使われているのである。

 

しかし私は、なんだかんだ喜んでいるのであった。もちろんそれは両親に会えるという事実それ自体であり、さらに言えば先斗町というとても大学院生では寄りがたい路地で🍚が食べられるからである。あわよくばお小遣いでももらえるかと思っているわけであった。

もちろん親に会えるのが一番うれしんだょ?ほんとだょ。。。

 

私は父親の金で買った服を着ながら父親とは一切口を利かず、母親の作った飯を食いながら母親に暴言を吐く、中学校では教員の目を引きたいがために登ってはいけない場所に登り、でもお昼はお腹がすくのか給食だけ律儀に食べに来ていた思春期中学生ではもはやないのだ(おっと中学時代のO君のかわいいエピソードを紹介してしまった。反省)。

 

と、しかし一方でめんどくさいのもまた事実である。すなわち親が来るということは、それは高確率で一人暮らし先であるアパートに乗り込んでくるわけである。

私は新住居権説に立脚するため私の意思に反する立ち入りは直ちに住居侵入罪の構成要件に該当する違法で有責な行為となるわけであるが、まあそんなことを言えば父親からの憲法が保障する人権すらも凌駕するおぞましい鉄拳が飛んでくるわけであって、結局刑法など何の意味もないと思い知らされるわけである。

 

さて、文句を述べてもしょうがないので親の「侵入」に対する対応策を取らねばなるまい。

もちろん男子大学院生たるもの、部屋には親に見せたくない、あれやこれや、それやどれや、あんなものからこんなものまで種々様々なものが散乱していることであろう。

 

私的な例えで恐縮であるが、例を挙げるならば、

国際法の勉強時間が確保できないことから「枕を国際法の教科書(浅田国際法(5版))にすれば寝ている間に勉強が出来るのではないか」との思いから、当該教科書に枕カバーを書けた「国際法まくら(仮)」

であったり、

ベッドの下にある一見「こいつエロ本をベッド下に置く保守派か?(リベラル派は電子機器に保存する)」と思わせ実際には二度と使わないであろう司法試験予備試験下4法短答問題集などである。

ちなみに短答問題集がベッド下に隠してあったことから友人から「あずめろは京都で気がくるって問題集で興奮する人間になった」との噂が流布したこともあるが、それはまた別の機会に述べることにしたいと思う。

 

さて、そういうわけで親が来る前にこれらをきれいさっぱり片付けて「来るべき来訪」に備えたわけであった。

午後2時に親が京大正門前駅に到着。吉田寮を「見たい」(もちろんここでは動物園でパンダを「見たい」と同じ意味)という提案を全力で拒否し、京大構内を案内、そして下宿先に向かったわけである。ちなみにそこで時間をつぶした後は三条に繰り出し、すき焼きというこれまた豪華なごはんをいただく予定であった。

さてさて、親を「きれいな」1人暮らし先に招き、あとはご飯の時間まで、マルクスが主著『資本論』で資本主義の行きつく先と書いたことでも知られる『もちまる』の動画でも見せていれば穏当であろう、と思っていたその時であった。

事件は、洗面台で起こったのである。

 

 

冒頭のシーンに戻る。

賢明な読者諸君はもうすぐにお気づきであろう。

もちろん冒頭の写真が意味しているのは、歯磨き粉が2つある案外歯科衛生を気にしているマメさでも、ポッケに入っていた1円玉を4月からずっと置いている怠惰さでも、最近前髪の後退に敏感だから頭皮マッサージでもしようかと思い置いた櫛でもない。

 

 

 

歯ブラシ(青・ピンク)が2本置いてあるという、その事実である。

 

 

 

ここで一般的抽象的な意味からこの写真を論じてみたいと思う。

すなわちここにあるのは

 

「青とピンクの2種類の歯ブラシ」

「一人暮らしをしているはずの男子大学院生」

 

の洗面台に置いてあるということである。

※なおこれをみて「男女」の歯ブラシだと即決するのはあなたがジェンダーバイアスに掛かっている根拠に他ならないことからして、即刻京大ローの某刑法学者の授業を受けることをおすすめしよう。

 

さて、ここからの論理的帰結として真っ先に考えられるのは

①同棲又は半同棲をしている

②いわゆる「フレンズ」がいる

 

のいずれかである。

②「フレンズ」の意味に関しては、映画『TED』よろしく、当ブログ(ちなみに一部界隈(私だけ)ではこのブログを『競へら』と略され呼ばれているらしい)がR18であることからして説明は不要であろう。

 

ここまでの規範から演繹的推論を経ることができるか、それが法律家たるものの仕事であり責任である(とマコーミック先生も言っていた)。

 

 

当ブログを読んでいる方々がお察しの通り、私は①②のいずれでもない。

もしTwitterなどで当ブログ更新の通知を見て、「え、、、あずめろ氏彼女いたんだ。。。(嫉妬)」などと思う読者がいるとすれば、本ブログを真剣に読んでいないか、はたまた、よほど私に期待しているかのいずれかである。

もし「え、あずめろさんと会ってみたかったのに。。。(紅潮)」という方がいればぜひDMください。120%デート商法なので即刻ブロックさせていただきます。

 

ならばなぜ、このような歯ブラシを置いているのか。これが本件写真最大の謎である。さらにいえば私も不思議でしょうがない。

 

ことの経緯はこうである。

すなわち、学部4年の2月ころに高校の同期(女性←ここ重要)とご飯を食べていた時のことである。ロースクールパノプティコンのような監獄類似の生活を送ることになるといったら、それなら精神を安定させ、かつ非常に簡易な方法があると告げられた。

 

ほう。さすがは高校時代「女帝」として崇め奉られた人間だけある。突拍子もつかないような名案を持っているものだ。私は期待した。

 

彼女はこう述べたわけだ

 

 

 

 

 

 

 

「異性のものと思われる歯ブラシを置いておくんです。そうすれば帰った時に、『あ、私にはかわいい恋人がいて、同棲しているんだ。』と感じ、つらいことがあっても同棲している恋人がいると思えば頑張れる!と思い、よって精神が安定するんです」

 

 

 

 

、と。

 

 

 

私はこう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こいつあたまおかしいんか?????

 

 

 

 

なるほど、世にいう「尖っている」人間とはこういうことを言うのか。

たしかに、クリスマスに友人とプレゼント交換会をしたと聞いて、女性は恋人がいなくてもそういう風にクリスマスを楽しめるものかと思った矢先、実はそのプレゼントは自分の架空の推しが、自分に買ってくれたプレゼントを披露しあう会であったというエピソードも聞いたことがある。

つまりは、客観的には自分で自分のプレゼントを買っているのに、それをさも彼氏(架空)から貰ったものだと自慢しあう、そんないかれた界隈の発想がこの世には存在しているのだ。

ちなみにこういう女性のことを「夢女子」というらしい。とりあえず広辞苑の「女子」という意味を100回朗読してほしいものである。

 

そういうわけで、Qアノンもびっくりのやばい界隈の発案を聞いたところで、まあさすがにそれはやらんやろ、と思っていた。

 

しかしながら時は4月、友人も少ない異国京都において孤独を拗らせていた私は、このエピソードを思い出し、1人自宅で嘲笑しながら(律儀に)ピンクの歯ブラシを置いたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ??なんか、良い/////

 

 

 

 

 

 

こういう時人間ってのはすごいもので、絶対に誰も見ていないのに「案外良い」と「さすがに人間としてやばい」の二つの考えが出てくるのである。

カントもさみしさから歯ブラシを2本置いた時に「純粋理性」という考えに至ったというのは非常に有名な話であるが、私もこれを経験したのだ。

しかしさすがに22歳。これは人間としてなにか重要なものを失っていると思い、2日後には歯ブラシを撤収した(2日置いてたんか、と思った方はあとで体育館裏に来てください。江頭会社法の角で殴ります)。

 

 

その日からである。帰宅するたびに、なにか猛烈な不安感に襲われるようになった。はじめはロースクールの不安や将来の不安かと思っていたが、どうも違う。

私は、1本しか置いていない歯ブラシ置きに寂しさを覚えていたのだ。

そこでおそるおそる2日前に回収したピンク歯ブラシを置いてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺って同棲しているかわいい彼女がいたんだぁ~(^.^)。しあわせだぁ~(*^-^*)。

 

 

 

 

 

 

 

以上がことの経緯である。

実はこの架空同棲歯ブラシ手法は夢女子の策略であり、一度これを実行してしまえば元の通常の人間には戻れなくなってしまうのであった。

 

 

さて、そして冒頭に戻る。

半年の同棲(架空)の結果、あまりにも見慣れたピンク歯ブラシに何らの疑問を抱かないほどに脳を麻痺された私は、親の来訪にも関わらずこれを隠しておくことを失念していたのであった。

 

 

ままめろ「これ........なに?.........」

 

 

 

 

あずめろ「は.......歯ブラシじゃないかな...........」

 

 

 

 

ままめろ「いや.....2本ある......じゃんね.......???」

 

 

 

 

 

あずめろ「..........................................................ほんとだ。。。そうだね。。。。」

 

 

人間とは恐ろしいもので、脳が思考を停止しても本能でもって自己の不利にならないように行動するものであるようだ。

だが、そのような脊髄から出る防御行為ほど自分を苦しめるものはない。

 

 

ままめろ「いや。ここあんたの家でしょ?」

 

 

 

あずめろ「..........................................................」

 

 

 

ままめろ「え?彼女?でもいるわけないよね??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ?なんだこのババア??

おっと、ついに訪れなかった思春期がここにきて現れてしまった。

反省反省😓😭😅。

せめていい方に期待しろよ。その息子へのあきらめはなんなんだ。え?

おれがラブライブ見てた時に「そんな金髪の女の子現実にはいないからね」

と唐突につぶやいたこと、おれは聞こえてるんだぞ??

 

 

 

 

ままめろ「え、結局どういうこと???」

 

 

 

 

ふーむ困った困った😅😅😅(死)。

さて、突然だがみなさんならここでなんと言いますか?

①「実は彼女がいてね」

②「あー。それはスペアだよ」

③「それは排水溝とかを掃除するようなんだよ」

④「うるせぇババぁ(有形力の行使」

⑤「それは妄想の彼女の歯ブラシなんだ(ガンギマリ)」

 

 

④は論外でしょう。女を殴っていいのはミサミサが急に来訪した時くらいです。

②は意味が分からない。歯ブラシのスペアてなんだよ。お前は歯磨いてて急に折れるんか歯ブラシが。

③は矛盾します。なぜならピンク歯ブラシは未使用だから。

 

ということで①か⑤に絞られます。

①は短期的に見れば良い選択で、しかもその後黙秘(保障されているかは別として)を貫けばこの問題を解決できる可能性もあります。

しかしどうでしょう。彼女と同棲していると宣った息子が、実は妄想彼女の歯ブラシを置いてるだけだったと知ったとき、親はきっと非常に悲しんでしまうでしょう。そうなれば私は私の親を苦しめたその人間を生涯許さないでしょう。

 

 

 

なので私は⑤を選びました。

しかしただ⑤を述べてはやばいやつです。そこで、焦った私はこう述べてしまったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あずめろ「それは架空の彼女の歯ブラシなんだけど、でもそれはロースクールで結構流行ってて、友達との飲み会の時に話題になったからたまたま試しでやってみただけで、特に別に変なことじゃないんだよ(早口)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ままめろ「....................................................................................................................................................................................................................」

 

それはそれは長い沈黙でした。

死刑執行宣言を待つ被告人ってこんな気持ちなんだなぁってのが、分かりました。

 

当然でしょう。息子に会いに行ったら歯ブラシが置いてあって、それを聞いたら、妄想で、しかもそれがロースクールで流行っているという見え見えの嘘をついているのですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ままめろ「(あ、察し)そ、そうなんだ。やっぱり京大生は変わってるね😅😅😅。。。」

 

 

 

 

 

 

 

母親の優しさが身に染みる。

同時にこれほど辛いことはない。

明日帰宅した母親は、この22年間の息子への教育ないし育て方を自問し反省し、息子のためにあえて怒ったことを思い出し、息子のために時にあきらめた夢を振り返り、そして息子と共に笑ったことを思い出しながら、ただただ泣くのである。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食のすき焼きの春菊は、いつもより苦い気がした。

 

 

 

 

※この物語はフィクションです

 

 

 

十八.京大ロー生徒然日記 日々あれこれの巻

1階のトイレのある個室。皆さんは「使えないんだ~」とか思ってますか?

私はというと「誰も中にいないのにカギ閉めて大丈夫なのかな。。。」とずっと思っています。

 

ということでどうも。あずめろです。

最近ブログが更新できていませんね。でもいいんです。なぜならこれは日記だから()。

ということで日々のあれこれを・・・・・

刑訴

刑訴、面白くね???

捜査法はもうそれ自体面白いじゃないですか。そりゃ勉強すれば勉強するだけ警察24時の違法捜査を知ることができて、もって家族に刑事訴訟法知識イキリイキリができるからですよね。

で、公判と証拠、とりわけ前者はごちゃごちゃと言葉遊びと訴因遊びをやっているだけのよくわからん分野だと思っていたのですよ。

でもね、これが面白い。やっぱり訴訟法っていかに形式的・便宜的な理由付けをするかみたいな側面があるわけで、ここで公判の面白さが光るわけだと思うのですよ。特にCBって、これは?この場合は?こんな場合だと?ってな感じで、たくさん場合分けしてくれてて、その為に趣旨とか考えて、あれ?通説おかしくない?みたいな。。。

このごちゃごちゃ感、、、すき///

 

あと、先生のソクラテスメソッドが上手いのも良いですね。的確というか、ちゃんと誘導してくださるし、しかも追加設問みたいなのもある。あと鴨川好きなのが伝わってきて特にすき///

民法

???「この設問は趣旨が分からないので・・・」

学生「?????????????????????(なぜ出題してんの?)」

 

前期の民法ってすごかったんだなぁ(小並感)

自主ゼミ頑張ろう!

商法

商法は紛争予防編と題して、資金調達や種類株式とか組織再編などいろいろマイナー分野を勉強します。例えば非参加的累積的優先株式とかデッド・エクイティ・スワップとか、ポイズン・ピルとか。。。

あれ?イナズマイレブンの必殺技を覚える授業かな?とか思ってしまいますよね。

なので、私、考えました。イメージ画像を張り付けたので是非それを参考にしてください。

私というか、たぶん同じクラスの人が思っている感想です。

 

 

 

 

法曹倫理

癒しです。癒しすぎて教室のぽかぽかの陽気に誘われ小一時間目をつぶると授業が終わっています。

憲法

前期hrd神がいたように  後期にはdi神がいたー

まじで良い。授業分かりやすい・ソクラテス優しい・でも誘導上手い・声が良い・小話もうまい・高身長・高学歴・高収入(知らんけど)・イケメン・イケおじ・・・

ちゃんと事例問題解く機会をくれるし、そういう面でもよい。

あと思想というかイデオロギー憲法の教授っぽくないのもよい。法・法律を道具的に見ているというか、良く憲法の教授って憲法を「聖典化」する傾向があって、もちろん理由付けには納得もするわけですが、どうも怪しいところもあると。その点di先生はそういう「憲法の教授っぽい」考えがあんまり見れないのもよいとこかも。

 

と、思っていましたが、ソクの時に名字を間違えられました。

夫婦別氏の判決を検討するのに、名字読み間違えですか😡😡😡

人格権侵害だ😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡

 

ま、それは冗談ですが、憲法は頑張ろうと思っております😍

知財

本件のゲーム展開は、高校入学時に、一方で主人公自身の内面の状態を示す九つの表パラメータの値が決められており、他方で、主人公が女生徒からどう思われているかという状態を示す三つの隠しパラメータの値が決められていて、そこから出発して、高校三年間の間に、一方で、表パラメータの各数値を一定値に上昇するようにバランスを取りながら工夫し、他方で、隠しパラメータ(ときめき度・友好度・傷心度の3つ)について、藤崎詩織らとのデートの回数・中身、学校行事(学期末試験、体育祭、文化祭等)への取組みの中身、健康状態(ノイローゼや病気のチェック)、同伴下校やプレゼントの中身、他の女生徒の評価などの諸要素」が一定の数値に到達するように工夫し、この両方の条件を満たしたとき初めて、高校卒業式の日に藤崎詩織らから愛の告白を受ける(ハッピーエンド)というものである。
 具体的には、例えば本命の藤崎詩織から愛の告白を得られるためには、(a)九つの表パラメータの値に関して、文系・理系・芸術・運動各130以上、雑学120以上、容姿・根性各100以上であること、(b)裏パラメータの値に関して、ときめき度80以上、友好度50以上、傷心度50以下、デート回数八回以上であること、の両方の条件をともに満たしていること、というふうに設定してある。

 

しかるに、あるコマンドを選択した場合、それによってあるパラメータの値だけがアップするわけではなく、ほかのパラメータの値も全て影響をうけ変動するように、しかも半分近くがマイナスに影響するように設定されている。例えば、文系のパラメータ値をアップするために文系学習のコマンドを選択すると、その結果、体調・運動・容姿・根性の値がダウンし、あるいは運動のパラメータ値をアップするために運動のコマンドを選択すると、その結果、体調・文系・理系・芸術・容姿の値がダウンする。
 そのため、勉学(文系・理系・芸術)のステイタスを上げようと思って、文系・理系・芸術系学習のコマンドばかり選択していると、片方で、運動のパラメータ値がどんどん下がってしまうことになり、逆にただ運動のコマンドばかり選択していると、今度は文系・理系・芸術のパラメータ値がどんどん下がることになる。このように、コマンドを選択した時のパラメータの変化の仕方には、勉学(文系・理系・芸術)と運動との間、あるいは勉学(文系・理系・芸術)と容姿との間、運動と容姿の間などに、それぞれ反対に影響しあう関係が設定されていて、とくに、ストレスを除くパラメータ値全てを一定値に上昇しなければならない「藤崎詩織」狙いの場合には、ジレンマに陥る。これがここでいうゲームバランスという意味である(とりあえずゲームバランスAという。)。そこで、プレイヤーは、このゲームバランスAを考慮しながら、まんべんなくコマンド選択の仕方を考え、実行していくことを要求される。

 

なぜなら、例えば、エンディングにおいて片桐彩子」から愛の告白を得るためには表パラメータについて、

 芸術が120以上、容姿100以上
 であることが必要であるところ、ブロック4に収められているデータは、体調999・文系0・理系0・芸術999・運動999・雑学999・容姿999・根性0・ストレス0であり、本件メモリーカードのパッケージの表に《それぞれのキャラクタに合ったステイタスでゲームをプレイできます》と記載されているとおり、これによって右の「芸術が120以上、容姿100以上」という条件が優に満たされてしまい、よほどのことがない限り、芸術と容姿が三年間で999から右の数値以下に下がることはないからである(理由は前述と同じ)。よって、この場合もブロック1のときと同様、プレイヤーは、残る隠しパラメータに関する条件だけに専念すればよいことになる。

(以上第二審 平成11年 4月27日 大阪高裁 判決 平9(ネ)3587号 損害賠償等請求控訴事件 〔ときめきメモリアル著作者人格権侵害訴訟・控訴審〕 )

 

この科目おもしろくないわけないやん―。

高裁裁判官やりこみすぎやろ。。。

ただ知財は結構内容が高度というか「アイデア・表現二分論」とかけっこう観念的で難しいので辛いですね。

 

しかもこの科目を落とすと即司法試験受けれられなくなるとかいうバグが発生するわけなのでやらなきゃいけないんですよね。

 

で、知財の自主ゼミを組んだわけですが、当然自主ゼミって「土曜までに起案か~」とか少しめんどいなぁってなるじゃないですか。

でも解決法があります。

 

トプ画を好きなアイドルにしましょう。

かわいい。ほんとうに、かわいい。

こうすると一気にやる気が上がります。

ちなみにスタンプの代わりにおぎはなの画像を使うとさらに幸せになります。

ロースクールを生き抜くライフハックですね。

民訴

たいへんおつらい民訴。

だけど、なぜでしょか。木曜日(民訴開講日)はいつも早く目が覚め、胸がどきどきしてしまいます。朝起きてから2限の時まで民訴のことしか考えられません。

世界がカラフルに見えて――――。これって、、、恋!?!?!!?虹色デイズ等参照)

 

と、莫大な予習量(LS.CB両方)とランダムソクラテス、そして予測不可能なソクラテスの内容と3つ揃って完全無欠な民訴です(ちなみにオンラインなのですが顔出しとかはありません)。

ですが、実はいま民訴が週の中で1番楽しみと言っても過言ではないのです。それをお伝えしましょう。

ソクラテス名場面集

YMKT先生のソクラテスは時々およそ対応不可能なことが聞かれます。なのでその時は諦めるんですが(先生も難しいのを承知で言っている感があります)、毎回ソクラテス名場面が観れるのが楽しみの一つです。今日はいくつかの名場面をご紹介いたしましょう。

学生「管轄は○○で、知財高裁には調査官がいて〜」

先生「調査官って何ですか?最高裁のと違うんですか?」

学生「・・(調べる)・・・調査官は××でして裁判官以外からも・・・」

先生「どういう機関から出向されるんですか?」

学生「・・・」

先生「文科省とかですよね」

知らんがな!!!!

調査官の出向元とかどの教科書に載ってんねん。

先生「消費者契約法に関する管轄が民事訴訟法に規定されていないのはなぜですか?」

学生「えっと、、、○○という解釈だからだと思います」

先生「それは違いますねぇ」

学生「では△△という解釈を取るからでしょうか」

先生「それはおかしいですよね?これこれで〜」

学生「あとは××という解釈で」

先生「それは詭弁ですよ(笑)」

先生「民事訴訟法と消費者契約法どっちが先にできます?これは立法の問題なんですよ。(以下立法経緯説明)」

解釈じゃないんかい!!!

立法て、立法論でもなく単なる立法て。そんなんわかるわけないやん🥺解釈論3つも展開したのすごいよ🥺

学生「当事者の確定には形式的表示説と実質的表示説がありまして、、」

先生(形式的表示説者)「あなたはどちらを採るんですか?

学生「通説は実質的表示説なんですが、、、先生の授業を聞いて形式的表示説の方が、、、」

(教科書上の)通説取らない教授のあなたの説はなんですかほど怖いものないよ🥺🥺🥺

学生の受け答えも理想的、、、

先生「(処分権主義における)当事者の不意打ちという理由付けへの批判はどのようなものがありますか?」

学生「うーん(わかんねぇな)」

先生「notice すればいいんですよ」

学生「(notice?釈明ってことか?)釈明ということd?」

先生「違いますよ!notice ですよ!!(食い気味)」

Noticeってなんだよ(絶望)。

これは僕がソクられたシーンでして僕の釈明っていう相槌も相まってなかなかの名場面になっているのだと思います。

先生「収入印紙とかってどこに規定があるんですか?」

学生「えー。裁判所規則とかですかね・・・」

先生「○○ですよ。学生くん収入印紙で納税とかしたことある?」

学生「いえ、ないですね。」

先生「あー。じゃあそういうとこで見たことないのか。」

学生「そうですね、。。。。あ、でも免許の更新の時に見たことあります。」

先生「あーそうですね。そういうとこでも見れますね。でも・・・(覚えてない)。ちなみにどういうところで買えるか知ってますか?」

学生「郵便局とかですか?」

先生「そうですね」

おじいちゃんとの会話かな??

終始収入印紙の雑談について話すぽわぽわの雰囲気が漂ってました(ソクられてる人は気が気じゃないと思いますけど)。

 

と、まぁこんな感じでよくわかんない面白場面が毎回出てくるので楽しくやれています。

オンラインならでは

で、民訴はオンラインなんですが1限に授業がある人や自習室にいた人は指定された教室でパソコンを繋いで受けています。もちろん席とかは自由なので(対面なら指定席)、固まって助け合ったりしているわけです。

で面白いのが、オンラインでも誰も顔出ししないので授業中に周りの人とリアクションし合えるということ。

上のnoticeとか言われた瞬間にトイストーリーのウッディの「何言ってるかわかんない」みたいなポーズ真似したり(伝われ)、ランダムソクが当たったときに茶化したりと、画面オフだからこそ周りの人とアイコンタクト身振り手振りでコミュニケーションが取れるというわけでふ。結構共感し合えるというメリットがあるわけです。

これが先ほどのソクラテス名場面と相まって一体感あって結構好きなんですよね。

なのでそういう意味でも面白い。

ソクラテス法則性

で、さらにさらに私が個人的にやってるのはランダムソクラテスの法則性を見つけるという遊び。

一見完全ランダムっぽいんですが、実はある程度の法則性があるようで、それを地道に検証、実証していくのが面白いのです。謎解きみたいな?

グラフ書いたりグループ分けしたりと、授業後は毎回友達と法則性考えたりしてキャッキャうふふしています。ある程度の法則性は見つけれたのでこれからもっと精緻化していきたいところです。

 

ちなみに刑訴も半分ランダムソクラテスなのですが、そちらも予想をしています。今週はぴったし予想が当たりました。来週以降も自分はそういう意味でも楽しんでいきます。

 

ちなちなみに(どこまで当たったとかの)ソクラテス名簿はクラスラインで共有してるんですが、何名がその名簿を見ているか匿名でわかるわけで、授業前日の夜とかに名簿見てる人を発見すると、「あ、明日当たるかドキドキしてるんだ〜。数えてるんだ~」と勝手にニマニマしています。

先生すごい!

と、ここまで民訴がいかに面白いかという話をしてきたんですが、ここまで見るとやばいソクラテスをするやばい授業と思われがちです。

実際そういう面はあるんですが、実は全然そんなことないよってことも伝えておきたい。

やっぱ1流の先生だけあって学生のあやふやな説明でも理解して(ここがまずすごい)、その上で批判をするっていう流れが瞬時にされるんですよ。やっぱ頭いい〜と思っています。しかも天才ゆえ、我々がどこがわかんないのか分かってるっぽく、「じゃあこの場合は?」とかすぐに反証してくるのもさすがポイントなわけです。

しかもよくよく聞けばソクラテスが単純にうまい。基礎のところから聞いててフローが結構参考になるような気がします。よくわかんないソクや怖いところもありますが、実はymki先生とおんなじ感じのソクなんでは?とか友達と話したりしています。

そんなわけで、人それぞれ意見はあるかと思いますが、自分は今期の民訴は内容面も先生も含めて結構好きだなぁって思っています。

刑法

刑法はフェミニスト法学を取り入れた極めて先端的かつ学際的な分野であることが分かりました。

ヤバいですね。

法解釈の方法

素晴らしい!!

もう最高だ😭😭😭😭

先生が生粋の法社会学オタク(私は先生の専門が「法社会学」という名前なのが若干疑問ですが(かなり法概念論的では?))、授業がすこぶるわかりやすい。こんなにわかりやすく法思考様式を伝える先生すげーー!!って思って聞いてます。

しかも授業の合間合間で出てくる説明の仕方がめっちゃ面白い(ちょっと文面では説明できない)。学部のktu先生を彷彿とさせるような黒板叩きながらの説明、引用される本の紹介、時々出る小話、どれもクリティカルすぎて僕はマジで好きです。

隔年開講なので来年は開講されないようですが、もし再来年以降取れる人はぜひ。

これを学部生の時に聞ける京大生羨ましすぎる😭

カラオケ

秋学期、ひょんな会話の流れから「カラオケ」という暇つぶし(ストレス発散)を教えてもらいほぼ毎週一人カラオケをしています。
みなさん知ってました?百万遍にカラオケ屋があることを、自習室からわずか2分でたどり着けることを、30分150円くらいで歌えることを、内装がわけわからんことを。

私は春学期毎日カラオケ屋を見ていたのに全く知りませんでした。しかし、カラオケという概念を教えてもらってから最高です。たった1時間歌うだけで幸せです。みなさんもぜひ。

ちなみに私は歌がヘタなので一人カラオケしてます。

もつ鍋

もう1個ほぼ毎週行ってる場所があって、それがここ、もつ鍋『京亀』。

寒くなってきたときにあちゃちゃかいもつ鍋を囲む。これぞ大学生というものではないであろうか(知らんけど)。もつ鍋うまいし、野菜上手いし、〆の雑炊最高だし、ということでめちゃくちゃおすすめです。

しかもこの店何がいいって、畳の部屋でちゃぶ台を囲んで食べるというThe学生街の鍋屋みたいな内装がいいんですよね。周りもみんな学生(学部生)が多く、わいわいにぎわっているあの感じ、たまらんわけです。

というわけで是非。

ていうか今度京大付近のお店のおすすめ記事でも書きたいですね。

成績説明会

成績説明会がありました。これくらいのGPAの人はこれくらいってやつ。

GPAと成績の相関とか因果とかいろいろ論争はありますが、京大は司法試験に近い形式で、採点者も大抵司法試験委員経験者なので、相関はあるんだろうなぁ~と思って聞いてました。結構普通のGPA以上は合格率ほぼ100%でバケモンやん・・・ってなってました。

で、これ聞いてる時に、でも受けるの卒業後じゃなくて来年なんだよなぁって思ったら「あれ?これ指標になる??」ってなりました。

結局おべんつよするしかないんですね🥺

梅田に行きました

うめだ―――――。それは極東日本において東の新宿駅と比肩する西の雄である。

ということでダンジョンでした。木曜が祝日だったので遊びに行ったのですが、まず「梅田集合」の意味がないという。西梅田、東梅田とか、大阪梅田とか、梅田とか。。。もうわけがわからない。しかも大阪梅田は阪急と阪神で二つあるし。。。

で待ち合わせはJR梅田駅だったわけで、迷子になったので地上に出て探すことに。あ、あれがJR梅田駅だ!と分かったのもつかの間、渡る道なくね???となりうろうろしてました。

自分結構地理には強い方なんですが、だめでした🥺🥺🥺

ちなみに服を買うのが主目的の一つだったわけですが、結局ユニクロでジャケットとか買って終わりました(それ、阪急スクエアで買えるで??)。

↑買うか小一時間悩んで結局買わなかったパーカー(5500円)

↑即買いしたスウェット(5500円)

おわり

とりまおわり。

そういえば今日から口述らしいですね。口述受ける方頑張ってください。

来週は京大ローらしいですね。受ける方は頑張ってください。

ではでは。

 

 

 

 

 

十七.京大ロー生徒然日記 秋学期始まりの巻

なんとなく

こちらの方の絵良いですね。すごく素敵です。実は京大ロー出身司法試験合格者であることを知ってビビり散らかしています。

秋学期始まりました。

ということで、秋学期が始まりました。あずめろです。

秋学期が始まったので、「京大ロー生徒然日記」もついに本格始動です。ただただ日記を書いていこうと思います。

またよければ読んでください(普通に書きます)。

今日はとりあえず今週の「週」記でも書こうと思います。

10/3(月)

お久しぶり

ということでクラスメイトの皆さんお久しぶり、でした。

結構な数の友人がサマクラで夏休みほとんど東京・大阪に行っていて、片や自分はテスト終わった日から色々遊び回ってたんであんまり会えてませんでした。

いいですね、クラスメイトに会うの。これがあるからロースクールもやっていけますね(知らんけど)。

しかもロースクール「成人が通う高校」であることからの論理的帰結として「席替え」イベントが伴います。

え?この前席替えしたんじゃないの?って思った方。安心してください。それは自習室の席替えで、教室の席替えは別にあるのです。半期に1回。

これがまた魑魅魍魎百鬼夜行阿鼻叫喚地獄絵図。前か後ろかから、周りに知り合いがあるかいないか、隣は異性か否か、と言った具合に「成人が通う高校」がいかに「終わっている」かがよくわかる状況になっています。

私はというと5列目(最後尾)だったのが3列目になりました。先生を見下ろして位置エネルギーマウントを取るのが唯一の楽しみだったのですが、それができなくなり辛いですね。

月2 刑訴 hre先生

その日ロー生は思い出した

 

ソクラテスを無限にされる恐怖を...

 

(司法試験という)鳥籠の中に囚われていた屈辱を.....

 

 

と、いうことで、授業が始まった瞬間に

「あ、この授業やばいわ」

ロースクールってこれだわ(死)」

と誰もが思ったことでしょう。

前の刑訴とはソクラテスの威力が全然違うわけですね。ソクラテスあるある「○○とはどういう意味?」系の単発ジャブがたくさん出る感じというか、しかも先生がずっとポーカーフェイスで怖いし。ケースブック刑訴の1問(5個質問入ってます)にあたるとずっとソクラテスしてるし。怖い怖い。

私はというとひとまずその日は当たらないことが確定したので「ぴゃっ🥺🥺🥺」という鳴き声を出しながらメモ取ってました。

で、この授業重いなぁ、って思ってたら授業の最後に先生が結構優しめの言葉をかけてくださり、「あれ?この先生優しいかも(DV彼女風)」とか思いました。そのあと(珍しく)質問しに行ったら「この単元後期で1番難しいんだよね!ワハハハ!!」って先生が笑ったので

トゥンク...(心の揺れる音)

ってなりました。

おしまい。来週以降も頑張ります。

メガネ

で、2限だったので昼はクラスメイトとマック行ったわけです。断じてマクドじゃありません。マクドっていうやつは「マクドシェイク」って注文してくれ。恥があるならそれは正しい用法ではないな。

そんな話はどうでもよくて、教室からの移動中にメガネ変えたって言ったんですよ。ええ。丸メガネ風にしたことを伝えたかったんですよ。ええ。乙女心というやつです。

そしたらですね。あるクラスメイトが言いました。

 

「いいやん。似合ってるで」

 

 

 

 

 

トゥクン....(心の躍る音)

あ、スキ////

 

 

 

これが陽キャか。人を褒めるという行為に一切の嫌味がない。ただ純粋に良いと思ったから出た言葉。こんなんね、異性だったら一瞬で「落ちて」ますよ。よかった。沼らなくて。私は悲しいことに恋愛対象が女性しか無理なので35億人ほどが恋愛対象から外されるわけですが、それでも危なかった。

おしまい。メガネ変えたねって言われるとすごく嬉しいですね。似合ってると言われるとさらに嬉しいです。

月5 民法 nsuc先生

と、いうことで5限は民法でした。範囲は(担保物権を除く)物権・不法行為・不当利得・法人とかいうものでよくわからん。

先生はなんだか優しめ。最初に「(私が学生の頃は)1つの授業で2、3時間やるなんていうアホなことやってましたが」と言ってて苦笑してしまいました。

 

「じゃあ問題検討入ります」

事前にソクの順番はわかっていたのでドキドキしながら授業に臨むことに、、、

 

カタカタ(白紙のパワポがスクリーンに出される)

 

あれれ?先生👨‍🏫スライド間違えちゃったの、カナ❓❓💦😅😅緊張するから仕方ないよね😥😉でも、がんばろう!

 

カタカタ(訴訟物というタイトルが白紙のパワポに打ち込まれる)

 

()

と、いうことでなんとも珍しい授業中にスライドがリアルタイムで作成されるというタイプでした。メモ取らなくていいし結構いいかもしれませんね。ちなみに半角()が出なくてたどたどしてるの、私は見逃しませんでした。

 

「では。○○さん。訴訟物は?」

「所有権に基づく妨害排除請求権としての所有権移転登記請求権です」

 

「はい。では△△さん。なぜ妨害排除なのでしょうか」

 

あれれ❓先生🧑‍🏫緊張ですぐに当てる人を変えちゃったのカナ❓❓😅😅そんなにすぐ変える必要ないんじゃないかな😥😩

 

()

ということで、ソクラテスも優しめ()でした。ポンポン変わります。私も権利自白の時期言うだけでした。

前期が白熱熱狂授業だったのもあり、全体的にまったりしました。

おしまい。

ちなみに、要件事実表、「表」じゃなくね?

 

夜はみんなでサイゼリヤ食べに行きました。

10/4(火)

火3 商法 ymst先生

あ、優しそう🥺🥺🥺

でもこの先生が某法試験1位なんだぁ。

後期商法は紛争予防編とかいうあんまり試験でも出ない分野を扱います。初回からデッド・エクイティ・スワップを扱いました。必殺技みたいだな^ ^とか思ってたら予備試験の過去問に出てきて泣いちゃいました😭

授業ガイダンスは30分以上行われました。刑訴とは大違い。ソクの順番がわからなかったのでいつ言われるかと思いましたが

 

「私の授業では〜ソクラテスは、ここ、みたいな感じで座席順にあてます」

ふむふむ。

「席順だと皆さんも予想がつくと思いますし」

ふむふむ

「あまりにも緊張感がないなら〜・・・」

ふむふむ

「そういうわけで今日は募集株式の発行についてなんですが〜この単元は〜」

はよどこからスタートか教えてくれや!!!

 

ハッ!思わずツッコんでしまった。これが関西の教授のクオリティか、、、さすがです。

 

授業はまったりゆったり進んでいきました。

 

がんばれー!!貸借対照表がんばれー!!わー!書けた!!!!貸借対照表書けたよー!!説明もしてくれるー!!!!わー!!!

好きー!!

 

おしまい。これからも推し活していきます。

火5  法曹倫理 ymd(trs)先生

5限は法曹倫理とかいう「この単位取れなかったらあなたは法曹に(人格的に)向いてません」と言われると噂の科目。

初回と2回目は大講義室で講義形式。しかも私は結構後ろの方なので授業聞くのだるいしな、、、とか思ってました。

ので、親から支給された法曹倫理教材用のお金でこちらの本を買って読もうと思いました。

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ある学生「先生!声が聞こえません!(だからマイクの調整してくれ)」

先生「ではこれくらいの声ならどうでしょう!(クソデカボイス)」

トゥクン...この先生天然か?かわいい。

 

さーて。講義も始まったし国際法哲学を読んじゃいますか(暗黒微笑)。

 

「今皆さんの後ろには3回目以降担当してくださる先生方がいらっしゃいます」

 

f:id:azumero:20221010081123j:image

ということで普通に授業聞きました(夏の自主ゼミでやった田中成明先生が出てきて興奮しました)。

 

夜はその自主ゼミメンバーでご飯食べにいきました。夏休みに遊んだことの話なったとき、メンバーの一人が

「散歩してたら少年鑑別所が出てきて興奮した!

って言ってました。こいつヤバいやつだったわと思ったら、もう一人が別の話題で

すべては基本権に通じる」って言ってました。こいつもヤバいやつでした。

おしまい。

10/5(水)

水4  憲法 di先生

4限からは沼科目、憲法

初回と2回目は憲法訴訟論ということで講義形式でした。その分野の大家の先生の授業なので楽しみにしつつ寝るかもしれんな、とか思っていました。

 

「えー。この授業を担当します。diです。よろしく(ニコッ)」

 

トゥクン...////

 

これはかっこいいですわ。モテます。断言できます。昔も今もモテモテです。この先生。しかもイケボ。

例えが絶妙なのも好きです。

しかも教育熱心なのでいいですね。

 

ただ私のイケオジレーダーにはあんまりピンと来ませんでした。個人的にはもっとワイルド系イケオジがいいですね。ワイルド系なのに女子学生からチョコを貰ったらすごく嬉しいのにその感情を表に出していいのか悩みながら結局少し照れながら「ありがとう///」っていう感じのイケオジが好きです(伝われ)。

 

おしまい(なんだこれ)

水5  知財 ec先生

著作権法です。選択科目なので座学でした。一度学部で勉強しているのでそんなに苦ではないと思いますが、5限の講義形式はなかなかきついですね。

でも先生は優しそうで安心です。わかりやすいしね。

おしまい。

 

 

え?国際法は?

 

😅😥😩😭🥺🤔🤯😳

 

だって後期の先生厳しいんだもん。学部でやってるのにわざわざ辛い授業とるの嫌だもん。

おぎはな

さて、夜は友達とカレーを食べに行きました。

色々話したところででました。おぎはなです。

あ、

あ、、 

あ、あ、

トゥンク...////////(ガチ恋の音)

 

かわいい。

「友達に紹介されたYouTubeとアイドルほど興味ない」あるあるは世界普遍なわけですが、このおぎはなは違います。

正式名称は尾木波菜。≠ME (ノットイコールミー)のアイドル。かわいい。メガネが似合う。若干ぴえん味がある。

何がいいってですね、メガネが似合うんですよ。メガネが似合うってのはもちろん顔が良いとかそういうだけのレベルではないんです。メガネが似合うとはそういう雰囲気を醸し出しているということであって、まるで伝聞法則の推認過程のように、その人の背景事情がわかるわけです。

そういうわけで、かわいい、です。

ちなみに読んでわかるようにガチのにわかです。どれくらいにわかかと言うと法学部非法曹志望が「俺法律知ってるよ!94条2項でしょ!卍卍卍」というのと同じくらいにわかです。

10/6(木)

木2  民訴 ymkt先生

民事訴訟法・オンライン・完全ランダムソク・第1回予習範囲:管轄・非訟

=死

ということで今期頭一つ抜けて厳しい科目民事訴訟法総合①。

我々は諸事情あってオンラインで受けるわけですが(オンラインを教室で受けました)、予習も難しく量も多く先輩からはいろいろな情報を伝えられてで戦々恐々としていました。

授業が始まりました。

 

先生「えー。民事訴訟法を担当します。ymmtです。」

あれ?案外語調が優しい。もっと高圧的な先生だと思っていたのに。。。もしかして、案外優しい??

先生「では授業を始めます。○○さんQ1は?」

○○さん「××です。調査官がいることが~」

先生「調査官って何ですか?」

 

あ、察し。。。。

 

それからもいろいろとえぐいソクラテスがあり私は当たらずに終わりました。

友人が消費者法と民事訴訟法の合意管轄の関係を聞かれていてたくさん解釈論を展開したのに全部バッサリ切り捨てられて「これは立法の問題ですね」って言われてて笑ってしまいました。

来週以降も予習が大変そうです。

おしまい。

お昼は民訴打ち上げ焼肉食べました。

成績分布

夜に前期期末試験の成績分布が出てました。席次とかは出ず、ただA+3人とか、そういうのが出ます。

基幹科目はまあ別に面白みのない分布だったのですが、選択科目が笑ってしまいました。

(内部文書っぽいので内容は言えませんが)私が選んだ国際法は結構闇の深い結果になっていました。選択科目Fだと来年の在学中受験が厳しくなるのでかなり大変ですよね。

国際法で驚いていたらお隣の租税法はもっと恐ろしいことになっていました。ジェノサイドです。明らかに強行法規違反なわけですね。

こわいね。おしまい。

10/7(金)

金2 刑法 tkym先生

「刑法の予習の量めちゃくちゃ少なくね??」

と誰もが思った刑法です。他の科目含め前期とのギャップを感じずにはいられないこの頃です。

授業はかなりまったりしていました。先生がジェンダー論とかおっしゃっていて、「はぇ~~~~」となっていました。

各論はよくわかっていないのでテスト前に積みそうです。

おしまい。ねぎ持ってきてくれなかったのが悲しかった。

金3 法解釈の方法 fnks先生

最後は法社会学の授業。法社会学と言ってもかなり理論的というか系譜学というか、専門がCLSなのでそりゃそうでしょうか。

正直CLSはフェミニズムとかいろいろ出てきてあんまりよくわかっていないので授業があること自体がうれしいですね。

先生もかなりオタク気質というか、非常に授業が面白いです。学部のktu先生のように黒板を叩くしぐさとか、ドイツ研究している人を「ドイツ屋」と言ってるとことか、めちゃくちゃ好きです。

内容は初回はウェーバーやってましたが、今後のハート・ドウォーキンのとこ特に注目ですね。

是非学部生の時に聞きたかった。。。

イケメンとデートしました。

夜は学部時代の友達が来たので飲みました。ちなみに私調べでは最もイケメンです。高身長高学歴イケメン留学経験ありというαオスです。ちなみに大谷翔平に似ています(ガチ)。

さて、そういうわけでもつ鍋食べてバーを2軒周るというなかなか楽しい体験をしたわけです。

、私の知らない間に彼は変わってしまったのです。そうです。「余裕」がなくなってしまったのです。。。。

想像してみましょう。夜の百万遍カップルがイチャイチャしているのを見かけて「チっ」と舌打ちする大谷翔平を。いくら体がデカくても器が小さいではありませんか。悲しい。こんなに悲しいことがありますでしょうか。いや。ありません。

しかも最近さらに筋肉がムキムキになったのでその理由を聞くと、「筋トレは1人で完結するからね!俺は1人でも生きていける」というではありませんか。そこでさらに酒を飲ませると「これ(筋トレ)も結局女の子にモテるためなんだよね」というではありませんか。白状しました。「余裕」がなくなっているのです。

ちなみに私はどんな顔してそれを見ていたかというと

 

 

終始こんな感じでした。

おしまい。

10/8(土)

二日酔いで一日(自習室で)寝ていました。

おしまい。

10/9(日)

床屋

床屋行きました。短く切りすぎました。おわり。

秒速5センチメートル

この日は新海誠の「秒速5センチメートル」を見に二条駅まで行く予定でした。当初は友人に誘われていたのですが日曜に行くのはどうも嫌だったらしく一人で行く予定でした。

一人で秒速5センチメートルを見て、いないはずの

「小学校の時から両思いであることをお互いなんとなく意識しつつでも進学の関係で疎遠になっていくでもどこかで会えるのではないかと思ってしまう幼馴染」

を思い出して号泣する異常成人男性になる予定でした。

と、予定していたら自習室前にお友達がいたので誘ったら彼らも来てくれることになりました。こういうの良いですね。異常成人男性が集まってキング異常成人男性になる感じです(嘘ですありがとうございます。)。

で、二条に見に行ったわけです。

秒速5センチメートル、高校生ぶりに見るわけで、あの頃の記憶からすれば「今日は最後の山崎まさよしの曲聞くために行く感じだな~」とか「最初の1時間寝るかもな~」とか思って鑑賞したわけです。

 

 

めちゃくちゃよかった。

 

 

あれ?こんなに名作だったっけ?

あれ?こんなに1話と2話印象的だっけ。

あれ?こんなに3話リアリティあったっけ。

 

約6年ぶりの鑑賞。これほど胸打たれる作品だったとは。明らかに年を取ったことが分かり感動。むしろ16歳の頃が幼かったのか。

特に3話で貴樹が「1000回にわたるメールのやり取りをしたとしても、心は1センチほどしか近づけなかった」と別れを切り出されるシーンとか、

「気づけば日々弾力を失っていく心が、ひたすらつらかった」とか「そしてある朝、かつてあれほどまでに真剣で切実だった思いが、きれいに失われていることに僕は気づき、もう限界だと知った時、会社を辞めた」とか。。。

なんかサマクラ言ったり社会人同期の愚痴を聞いたりした結果、ここのシーンの解像度がめちゃくちゃ上がっていることに気づいて半泣きになりました。

この後に山崎まさよしの歌流すの反則です。

そんなわけで脳を半分破壊されながらも、楽しく見ることができました。

おしまい。

10/10(月)

秋服買いました。靴買いました。

今ブログ書いてます。

おしまい。

おしまい。たくさん書いてしまいました。(^O^)/

じゃあね。

 

(^O^)/

 

 

33.再読 山月記

ども。あずめろです。

本日は再読 山月記です。

山月記青空文庫で、今、すぐに読めます。ので是非読んでからこの記事をお読みください(高校生の時に読んだ方も多いと思いますが、改めて、今、読みましょう)

www.aozora.gr.jp

なんとなく

今これを2022/09/28 22:22に書き始めたわけですが、突然なんでこんなもの書いているかというと、「たまたま」でしかないでしょう。

今日は11:00から法哲学の自主ゼミ(最終回)があり、それに若干遅刻して参加(ごめんなさい)、その後はプチ打ち上げをして、自習室で憲法の勉強。11:00起床という反人道的行為により眠くなった私は自販機でコーヒーを買い外で一服(今の季節は外の方が心地よい)。おっと、眠気で知能指数が20に低下していた私はコーヒーを服にこぼしてしまう。慌てて吹いたものの服がコーヒー臭に。これにはなえなえということで、積み残していた勉強をして18:00には帰宅。18:00から音楽聞いたり友人紹介のくだらないYoutubeを見たりして22:00。さて、今から司法試験の過去問を解いていては日付を超えるがそれは嫌だなぁ、と毎日同じ言い訳の繰り返し。そういえば、先日泉鏡花記念館の前を通りすぎたが、本棚に泉鏡花の本はあったのだろうかと本棚を一瞥。泉鏡花はなかったが、高校生の時に(そして今も)死ぬほど好きだった中島敦山月記』を手に取る。何百回と呼んだといっても過言ではないけど再読するか、と思い再読。そして、今机の前でPCに文字を打ち込んでいるわけです。

youtu.be

↑くだらないYoutubeの一例。

↑4日前偶然通りかかった金沢の泉鏡花記念館。

↑これは全然関係ない最近の推しサンリオ「がおぱわるぅ」

ただ好きな表現を紹介していきます。

改めて読了、最初に思ったことは。

 

中島敦 天才だ。

 

しかありません。格調高い文章と大陸文化への深い造形、それでいて読みやすく自然と声に出したくなるような、そんな素晴らしい小説なわけです。33歳の若さで亡くなったのが本当に惜しいです。

さて、青空文庫でも無料で見れますので(著作権は切れていますので)適宜引用しながら感想を書いていきます。

ろう西の李徴は博學才穎さいえい、天寶の末年、若くして名を虎榜こぼうに連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃む所頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかつた。

あ、この短編は名作だ。

もうね、この1文だけでお腹いっぱいです。証左のように私は今日夜ご飯を食べていません。なぜならこの文章が素晴らしすぎるからです。みなさん今、すぐに一文を声に出してみましょう。え?自習室にいる?関係ありません。勉強のしすぎで彼/彼女も虎になりつつあるのだなぁ、と思われるだけですので。

さて、どうでしょう。こんなにかしこまった文章がするすると口からでること、ありますか?内容がなんとなくしかわからないのに我々のDNAに直接訴えるようなこの調子。ほんまにすごい。「性、狷介」のとこで一旦するすると続いた文章が止まり、さらにその先へ進むこの感じ。天才の文章以外の何物でもないわけです

下吏となつて長く膝を俗惡な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺さうとしたのである。

あ、この短編は(以下略)。

流れるような始まりの後に出てくる表現が、これ。友達にいたら間違いなくめんどくさい李徴ですが、この文章を見るだけでいかに(当時)名声あることをやろうとしていたのか、そして李徴の性格のめんどくささが、ひねくれかげんが伝わるだけです。

一方、之は、をのれの詩業に半ば絶望したためでもある。曾ての同輩は既に遙か高位に進み、彼が昔、鈍物として齒牙にもかけなかつた其の連中の下命を拜さねばならぬことが、往年の秀才李徴の自尊心を如何に傷つけたかは、想像に難くない。

ここも良いですね。端的に李徴の過去を伝えていく、その過程でいかに李徴のプライドが、自尊心が高かったかが使わってきます。

その後李徴がどうなつたかを知る者は、誰もなかつた。

と、ここで李徴の過去編が終了。単行本ではわずか1ページ。ほんとに1ページで収まる。ここまでのリズミカルさが山月記を印象に留め置く大きな要因になっているような気がします(本当に声に出したい、出させたい)。初めて読んだとき(こういうのは往々にして授業中に、しかも今授業で扱っているのとは違う作品である)、「え?李徴おわり?」と思うわけですね。

翌年、監察御史、陳郡の※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)えんさんといふ者、勅命を奉じて嶺南に使し、途に商於しやうをの地に宿つた。

さてさて、ここで「えんさん」が出てきます。本題スタートです。

驚懼の中にも、彼は咄嗟に思ひあたつて、叫んだ。「其の聲は、我が友、李徴子ではないか?」袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は李徴と同年に進士の第に登り、友人の少かつた李徴にとつては、最も親しい友であつた。温和な袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)の性格が、峻峭な李徴の性情と衝突しなかつたためであらう。

来ました。名言一号。「その声は、わが友、○○ではないか?」は、誰もが高校生の時に友人に放つ一言です(私調べ)。短文なのに重厚な設定を咀嚼しながら読んできた読者はここで驚きと興味を抱くわけですね。ここまでわずか1ページ半。控え目いって、神。

「如何にも自分は隴西の李徴である」

来ました。名言二号。「いかにも。自分は△△の○○である」との返答も誰もが一度は通るルートです。小学校1,2年生で先生のことを「お母さん」と呼ぶのと同じくらい確定黄金ルートですね。

しかし、今、圖らずも故人に遇ふことを得て、愧赧きたんの念をも忘れる程に懷かしい。どうか、ほんの暫くでいいから、我が醜惡な今の外形を厭はず、曾て君の友李徴であつた此の自分と話を交して呉れないだらうか。

李徴が醜態を恥じながらも旧友との再会に喜び会話を欲する場面。場面は会話フェーズへと移ります。

あとで考へれば不思議だつたが、其の時、袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は、この超自然の怪異を、實に素直に受容れて、少しも怪まうとしなかつた。

「えんさん」後の表現でも「いいやつ」感が出ますがここの表現も結構好きですね。驚きのあまり、というのもありますが、「えんさん」の性格故、なのかもしれません。

次に、之は夢に違ひないと考へた。夢の中で、之は夢だぞと知つてゐるやうな夢を、自分はそれ迄に見たことがあつたから。どうしても夢でないと悟らねばならなかつた時、自分は茫然とした。さうして、懼れた。全く、どんな事でも起り得るのだと思うて、深く懼れた。しかし、何故こんな事になつたのだらう。分らぬ。全く何事も我々には判らぬ。理由も分らずに押付けられたものを大人しく受取つて、理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。自分は直ぐに死を想うた。

李徴の当時の情景が目に浮かびますね。

しかし、其の時、眼の前を一匹の兎が駈け過ぎるのを見た途端に、自分の中の人間は忽ち姿を消した。再び自分の中の人間が目を覺ました時、自分の口は兎の血にまみれ、あたりには兎の毛が散らばつてゐた。之が虎としての最初の經驗であつた。それ以來今迄にどんな所行をし續けて來たか、それは到底語るに忍びない。

李徴😭😭😭

ただ、一日の中に必ず數時間は、人間の心が還つて來る。さういふ時には、曾ての日と同じく、人語も操れれば、複雜な思考にも堪へ得るし、經書の章句をも誦ずることも出來る。その人間の心で、虎としての己の殘虐な行のあとを見、己の運命をふりかへる時が、最も情なく、恐しく、いきどほろしい。しかし、その、人間にかへる數時間も、日を經るに從つて次第に短くなつて行く。今迄は、どうして虎などになつたかと怪しんでゐたのに、此の間ひよいと氣が付いて見たら、おれはどうして以前、人間だつたのかと考へてゐた。之は恐しいことだ。今少してば、おれの中の人間の心は、獸としての習慣の中にすつかりうもれて消えて了ふだらう。恰度、古い宮殿の礎が次第に土砂に埋沒するやうに。

自我がなくなるって怖いですね。関係ない、とはならないのが怖いところでしょう。

一體、獸でも人間でも、もとは何か他のものだつたんだらう。初めはそれを憶えてゐたが、次第に忘れて了ひ、初めから今の形のものだつたと思ひ込んでゐるのではないか? いや、そんな事はどうでもいい。己の中の人間の心がすつかり消えて了へば、恐らく、その方が、己はしあはせになれるだらう。だのに、己の中の人間は、その事を、此の上なく恐しく感じてゐるのだ。ああ、全く、どんなに、恐しく、哀しく、切なく思つてゐるだらう! 己が人間だつた記憶のなくなることを。この氣持は誰にも分らない。誰にも分らない。己と同じ身の上に成つた者でなければ。

李徴の独白はここでいったん終了します。最後には「!」までついてますね。読者も李徴の経験を頭に浮かべながら「大変だ😭」と思うわけですが、結局真にわかってはいないと言われてしまうわけです。

私はこの、「いや、そんな事はどうでもいい」が大好きなのです。この表現が出る時点で李徴は「えんさん」に自分の過去を伝えるふりをして、実はただ独白をしているだけなんではないかな?と思えるのが良いのです。皆さんもありません?人にしゃべってる風に見えて、実はただ自分の思考の整理のために声を発している時。

何も、之に仍つて一人前の詩人づらをしたいのではない。作の巧拙は知らず、とにかく、産を破り心を狂はせて迄自分が生涯それに執著した所のものを、一部なりとも後代に傳へないでは、死んでも死に切れないのだ。

李徴が詩への熱意を虎となった今も忘れていないことが分かるシーンです。ここは後でもわかるように李徴の熱意と、それでいてこれほどの熱意を持った「人間」がもう名人にはなれない、そんな哀愁と執着心が分かるような気がします。

成程、作者の素質が第一流に屬するものであることは疑ひない。しかし、この儘では、第一流の作品となるのには、何處か(非常に微妙な點に於て)缺ける所があるのではないか、と。

「えんさん」なかなかに手厳しい(笑)。「何処か欠けるところがある」ってのが、李徴が名人になれなかった原因が(目に見える形で)わからないのを端的に表しています。

舊詩を吐き終つた李徴の聲は、突然調子を變へ、自らを嘲るが如くに言つた。
 はづかしいことだが、今でも、こんなあさましい身と成り果てた今でも、己は、己の詩集が長安風流人士の机の上に置かれてゐるさまを、夢に見ることがあるのだ。岩窟の中に横たはつて見る夢にだよ。わらつて呉れ。詩人に成りそこなつて虎になつた哀れな男を。(袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は昔の青年李徴の自嘲癖を思出しながら、哀しく聞いてゐた。)さうだ。お笑ひ草ついでに、今のおもひを即席の詩に述べて見ようか。この虎の中に、まだ、曾ての李徴が生きてゐるしるしに。

李徴😭😭

いよいよ自虐し始めます。

偶因狂疾成殊類  災患相仍不可逃
今日爪牙誰敢敵  當時聲跡共相高
我爲異物蓬茅下  君已乘※(「車+召」、第3水準1-92-44)氣勢豪
此夕溪山對明月  不成長嘯但成※(「口+「皐」の「白」にかえて「自」、第4水準2-4-33)

漢詩ですね。ここは(今回は)雰囲気でも大丈夫です。

これにて李徴の詩への執着フェーズが終了です。

時に、殘月、光冷やかに、白露は地に滋く、樹間を渡る冷風は既に曉の近きを告げてゐた。人々は最早、事の奇異を忘れ、肅然として、この詩人の薄倖を嘆じた。李徴の聲は再び續ける。

場面転換。みなさんはここの表現どう思います?

僕?僕はね。。。

 

名作だ

 

と思いますね。山月記の中でこの一文が一番好きです。本当に。難しい表現を使いながらも、奇怪な状況に出くわして、しかも虎が漢文を詠った後のこのシーンとした雰囲気。哀愁ただようこの感じ。誰もがもはや李徴が虎であることなど忘れ、ただ詩に感嘆しているこの状況。

「既に暁の近きを告げていた」

は?敦中島よ。どう生きたら齢30でこの表現ができるのだ。君は人生3周目か?本当に天才です。

 何故こんな運命になつたか判らぬと、先刻は言つたが、しかし、考へやうに依れば、思ひ當ることが全然ないでもない。

いよいよクライマックス。独白をしていく中で気持ちの切り替えがついたのかもしれません。

人間であつた時、己は努めて人との交を避けた。人々は己を倨傲だ、尊大だといつた。實は、それが殆ど羞恥心に近いものであることを、人々は知らなかつた。勿論、曾ての郷黨の秀才だつた自分に、自尊心が無かつたとは云はない。しかし、それは臆病な自尊心とでもいふべきものであつた。をれは詩によつて名を成さうと思ひながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交つて切磋琢磨に努めたりすることをしなかつた。かといつて、又、己は俗物の間に伍することも潔しとしなかつた。共に、我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所爲である。をのれの珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨かうともせず、又、おのれの珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出來なかつた。おれは次第に世と離れ、人と遠ざかり、憤悶と慙恚ざんいとによつて益※(二の字点、1-2-22)己の内なる臆病な自尊心を飼ひふとらせる結果になつた。人間は誰でも猛獸使であり、その猛獸に當るのが、各人の性情だといふ。おれの場合、この尊大な羞恥心が猛獸だつた。虎だつたのだ。之が己を損ひ、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、己の外形を斯くの如く、内心にふさはしいものに變へて了つたのだ。今思へば、全く、おれは、己のつてゐた僅かばかりの才能を空費して了つた譯だ。人生は何事をも爲さぬには餘りに長いが、何事かを爲すには餘りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事實は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭ふ怠惰とが己の凡てだつたのだ。己よりも遙かに乏しい才能でありながら、それを專一に磨いたがために、堂々たる詩家となつた者が幾らでもゐるのだ。

もう全文コピペです。山月記が名作たる所以のパートです。今の我々(ブログの読者層の多くは大学生・大学院生でしょうから)にも十分示唆的です。

「臆病な自尊心・尊大な羞恥心」これを初めて授業で聞いた時、教室のだれも李徴を笑うことは出来なかったのではないでしょうか。「あ、自分もこの経験ある。」そう内省した人間しかいないはずです(私調べ)。あまりにも、高校2年生にはクリティカルすぎる言葉です。いえ、なんなら生涯にわたりクリティカルな言葉かもしれません。

ここの表現は擦りに擦られすぎ、また独自の解釈もありうると思いますが、私は今の自分にも十分刺さると思っています。あまりにも鋭利すぎるわけです。ちくちく言葉ランキング殿堂入りです。

人生は何事をも爲さぬには餘りに長いが、何事かを爲すには餘りに短い

敦さん。名言オンパレードしすぎだょ😭😭😭。もうこれでご飯3杯はいけます。

嘘でした5杯いけます。

たとへ、今、己が頭の中で、どんな優れた詩を作つたにした所で、どういふ手段で發表できよう。まして、おれの頭は日毎に虎に近づいて行く。どうすればいいのだ。己の空費された過去は? 己は堪らなくなる。さういふ時、己は、向うの山の頂の巖に上り、空谷に向つて吼える。この胸を灼く悲しみを誰かに訴へたいのだ。己は昨夕も、彼處で月に向つて咆えた。誰かに此の苦しみが分つて貰へないかと。しかし、獸どもは己の聲を聞いて、唯、懼れ、ひれ伏すばかり。山も樹も月も露も、一匹の虎が怒り狂つて、たけつてゐるとしか考へない。天に躍り地に伏して嘆いても、誰一人己の氣持を分つて呉れる者はない。恰度、人間だつた頃、己の傷つき易い内心を誰も理解して呉れなかつたやうに。

そして後悔。ここまで(山月記)の読者に刺さる言葉を書いた後に、その「末路」である李徴の後悔の念。ここで読者はついに李徴の悩み、悔いがわかる(ような気が)のです(たぶん)。この孤独感。誰もいないとかそういう次元ではない、理解者がいないという絶望的孤独感なわけです。

李徴のめんどくさい性格が、それでいて自分達の心の中にあるものが記述されている感じがします。

そして満を持して登場。

己の毛皮の濡れたのは、夜露のためばかりではない。

あー。あー。あー。もうここで天を仰がずにはおられまい。最後がこれか。独白の山頂を上ったところでこの景色、このセリフ。完璧、と言っても良いかもしれない。先ほど高校生にクリティカルすぎると書いたわけですが、この格調高い文章と厨二くさい表現、思春期にはあまりにも図星な内容、これを高校2年生の教科書に載せることを提案したやつ。お前も天才だ。誇れ。

漸く四邊あたりの暗さが薄らいで來た。木の間を傳つて、何處からか、曉角が哀しげに響き始めた。

場面転換。最終章です。転換の表現技法。一生かけてもまねできない。

最早、別れを告げねばならぬ。醉はねばならぬ時が、(虎に還らねばならぬ時が)近づいたから、と、李徴の聲が言つた。だが、お別れする前にもう一つ頼みがある。それは我が妻子のことだ。彼等は未だ※(「埓のつくり+虎」、第3水準1-91-48)くわく略にゐる。固より、己の運命に就いては知る筈がない。君が南から歸つたら、己は既に死んだと彼等に告げて貰へないだらうか。決して今日のことだけは明かさないで欲しい。厚かましいお願だが、彼等の孤弱を憐れんで、今後とも道塗だうと飢凍きとうすることのないやうにはからつて戴けるならば、自分にとつて、恩かう、之に過ぎたるはい。
 言終つて、叢中から慟哭の聲が聞えた。袁も亦涙を泛べ、欣んで李徴の意に副ひ度い旨を答へた。

李徴もいいやつだし、「えんさん」もいいやつだ。そう思ったのもつかの間。

李徴の聲は併し忽ち又先刻の自嘲的な調子に戻つて、言つた。
 本當は、先づ、この事の方を先にお願ひすべきだつたのだ、己が人間だつたなら。飢ゑ凍えようとする妻子のことよりも、おのれの乏しい詩業の方を氣にかけてゐる樣な男だから、こんな獸に身をおとすのだ。

この自嘲。自虐。卑屈さ。もはや何も言えまい。

さうして、附加へて言ふことに、袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)が嶺南からの歸途には決して此のみちを通らないで欲しい、其の時には自分が醉つてゐて故人を認めずに襲ひかかるかも知れないから。又、今別れてから、前方百歩の所にある、あの丘に上つたら、此方を振りかへつて見て貰ひ度い。自分は今の姿をもう一度お目に掛けよう。勇に誇らうとしてではない。我が醜惡な姿を示して、以て、再び此處を過ぎて自分に會はうとの氣持を君に起させない爲であると。
 袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は叢に向つて、懇ろに別れの言葉を述べ、馬に上つた。叢の中からは、又、堪へ得ざるが如き悲泣の聲が洩れた。袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)も幾度か叢を振返りながら、涙の中に出發した。
 一行が丘の上についた時、彼等は、言はれた通りに振返つて、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失つた月を仰いで、二聲三聲咆哮したかと思ふと、又、元の叢に躍り入つて、再び其の姿を見なかつた。

そしてこのフィナーレ。李徴の覚悟も見れますが、むしろ哀愁と悲哀を感じます。

さらば、李徴。

結語

ということで山月記終了。もうね。名作中の名作ですよ。親前朗読なわけですよ。

もう何も言えまいです。

みなさん、改めて読んでみてどうでしたか?

え?

 

それならよかったです。

それではまた。

 

 

 

 

 

 

🐅

 

32.死闘 餃子の王将百万遍店①

端緒

残暑も過ぎ去り秋とソクラテスの訪れを感じる9月下旬。

私は左京区百万遍のオアシスに来ていた。百万遍とは京都大学付近の交差点であり、あらゆるチェーン店が軒を連ねる、いわば飲食店のメッカである。

 

メッカ百万遍の中でも一際光を放つ有望店舗、オアシスがある。

そう。「餃子の王将」である。

餃子をはじめ、数多くの中華料理を提供する全国チェーン店である。本店は京都。

栄養バランスなど気にしなくていいんだよ、とでも言いだげなセットメニュー。もう少しだけ食べたいという消費者のニーズにジャストに答えたジャストサイズ。複数人で食べたいものが異なっても安心なバリエーションあるメニュー。そして外はパリパリ中はニンニクとニラが効いた絶品餃子。

勉学、サークル、部活、恋愛、人間関係、ソクラテスと、何かと悩みの多いモラトリアム真っ盛りの京都大学生をその油ぎった胸でしっかりと包み込んでくれる、そんな京大生のマザー・ムーンであり、メシアなのだ。ちなみに付近にあるヴィーガンカフェはサタンということになる。ミヤネ屋や紀藤弁護士や鈴木エイト氏と同じである。なんだか刺されかねないのでこの辺でやめておこう。

なお少し前にナメクジ騒動で話題になった「大○王将」とは全く違う店であることを亡き餃子の王将の社長に代わって付言しておく。

 

京都で下宿してからというもの、餃子の王将百万遍店には大変お世話になった(なっている)。味の濃い食べ物が食べたくなった時、夏バテになった時、友人との会食で場所を探していた時、ソクラテスで失敗してやけ食いしたくなった時。なくてはならない存在であり、だからこそ百万遍の一角を担う豪傑の名を欲しいままにしているのである。

関西ならありふれているのかもしれないが、私の出身の愛知、それも地方ではあまりお見かけすることはない。ここぞとばかりに足繁く通うことになったのである(ちなみに今は会員証までゲットすることができた。これもひとえに皆様のお力添えのおかげである。感謝する)。

 

そういうわけでこの日も、生協のいかにも健康に気を使ってそうな食事に嫌気がさし、百万遍のオアシスに向かった。

 

私は大抵、餃子2人前(1人前分は無料クーポン使用)・ライス中・ニラレバor野菜炒めジャストサイズを注文している。これがマイ・ベスト・オーショウなのである。

しかし夏休み中の散財に伴いギリシャ並みの財政危機が訪れているため、この日はジャストサイズは取りやめである(ギリシャ財政破綻したとかそんなツッコミは求めていない)。

店員も毎回見る顔になった気がしたが、とにかくメガネをかけたお兄さんに注文する。

 

「餃子2人前とライス中で」

 

さて、餃子が来るまで、L'Arc〜en〜Cielの曲を聴きながらしばし万城目学『べらぼうくん』でも読むか。愛用の隠キャ御用達ヘッドンホホに手をかけた時であった。

その声は、音は、確かに私の耳を駆け抜けたの。いわゆる民法複写答案事件における教務課からの帰り道でのセミの音に負けずとも劣らない響いた音であった。

 

 

 

「リャンガーコーテル、????」

 

 

 

 

それは確かにオーダーを受けた店員が店内の調理場に放った言葉であった。すなわち私の注文がなんだったかを伝えることで、何を調理すれば良いのか伝えたのだろう。

だが、しかし、「餃子2人前、ライス中」とは言わなかった。

彼らは(おそらく)本場中国の言葉で注文を復唱しているのである。

 

これが私と王将との過酷な戦いの始まりだとは、この時はまだ誰も知らない。

 

疑問

いったい何と何がリンクしているのか。詳言するなら「注文(日本語)」と「調理場への指示(中国語)」はどのように噛み合っているのであろうか。

この自然とも思える疑問に、さりとて無視できない好奇心を抑えつつ、取り組んでみようと思い至ったわけである。

 

よくよく考えてみれば、わざわざ中国語でアナウンスする必要性がどこにあるのだろうか。

植物に声をかけるとよく育つように、餃子に本場中国語を聞かせることで美味しくしているのであろうか。それが餃子の王将の秘訣ならば私もこれから自分に司法試験考査委員出題趣旨を読み聞かせるようにしてみよう。

 

実は一時期言語学にハマっていた時期がある。言語学オリンピックというものである。クイズノックが動画にしていた。おもろい。

だからこそ、この身近な言語学の疑問にも気付いたというものである。

 

そのような疑問に、課題に直面した際、我々ロースクール生ならばどうするか。

 

解決する。

 

ただそれだけである。

 

制限

ここで読者の皆さまの中には「そんなんググればいいやん」と思った方もいたかもしれない。

そのような方は自己の反知性主義的思考と現代科学への盲目的信頼の現下に大きく反省してもらいたい。

 

当然、私がここで述べたいことは

「自力で」

餃子の王将の謎に挑むべきである、ということである。

 

さて、しかしながら「自力」というのも中々に幅のある語である。

 

ここで私が餃子2人前とライスが来るまでに課した制限を記したいと思う。

①ネットで調べるなどの一切のリサーチ行為の禁止

②店内にある一切の情報は考察対象として良い。

③②には他人の注文に関する情報も加味して良い。

④店内に滞在可能な時間は通常飲食をする程度に限られ、遅延行為はしない。

⑤その他信義に反する行為はしない。

非常にシンプルである。

 

趣旨はただ一つ。餃子の王将とのフェアな真剣勝負。

 

餃子の王将で食事をしている間、私は、1人「餃子の王将そのもの」と生死をかけた戦いをしている。餃子の王将の謎が解けるのが先か、私の健康が害され血尿が出るのが先か。

最後に立っているのはただ1人。

笑っているのも1人。

 

初戦

「餃子2人前と、ライス中になります。」

 

戦いの火蓋は切って落とされた。コロッセオで、私と餃子の王将の死闘が始まったのだ。

観客はいない。これは他人にけしかけられた奴隷の戦いではなく、己が誇りのみをかけて戦う神聖な戦士の戦いなのだ。

 

まずは餃子を一つ。

うむ。

今日も変わらずうまい。パリパリだ。ちなみにほんの時々水でふよふよになった餃子が出てくる時がある。こういう時は縁がなかったと思い諦めるしかない。しかし今日は違う。神がこの戦いを見つめている。パリパリ餃子は神からの餞別なのだ。

 

ひとまず先の注文を確認してみよう。

「リャンガーコーテル」は餃子2人前であろう。

「??」はライスだろう。後半は聞き取れなかったが仕方ない。

 

初手、餃子の王将の大振りの剣は私に向かう。しかしその動きは見切っている。私は強烈な剣を悠々とかわす。

 

ここで「餃子2人前」は「餃子」と「2人前」に分けられることがわかるだろう。ということは「リャンガーコーテル」もひとまずは2語に分けられるはずだ。だがそれ以上がわからない。

ライスを食べる。餃子とライス。これだけで男子大学生は無類の境地に至るのである。率直に言ってうますぎる。

 

ここで唐突に店員が叫ぶ。

 

「イーナーホ」

「チャーハンセットイーナーホ」

 

餃子の王将、こいつ、早々に決着をつけにきたな。

餃子の王将の左手がうなる。大振りの右手攻撃で油断させつつ、すぐさま素手の左手で殴る。鈍い音が餃子の王将百万遍店に響く。

間一髪だった。私はこれまでの10年間の剣道生活で培った動体視力をもって左手の殴打を右手で塞いだのだ。

 

新しい単語が出てきたが、これは同時に、早々に手数を見せてきた失態でもあるのだ。「イーナーホ」何かは知らぬが、相手の技のバリエーションが一つ分かった。先に新技を出した方に負けフラグが立つというのはBLEACHで学んだ鉄則だ。

「チャーハンセットイーナーホ」

ということは「イーナーホ」が「1個」という意味とことか。だがまだわからない。もしかしたら3つの可能性もあるし、チャーハンセット特有の単位なのかもしれぬからだ。

 

餃子の王将の左拳を右手で受け止め、瞬間こう着状態に入っていた。

 

「イーナーホーやぞ」「おい。激ましイーナーホやぞ」

ベテラン店員が新人店員に告げる。どうやら新人店員がミスをしたようだ。

 

きた、こいつ油断している。私は間髪入れず左ジャブをお見舞いする。膝をつく餃子の王将。距離をとり、自分が何をされたのか瞬時に理解し、驚愕と憤怒の狭間のような表情を見せる。

先制攻撃が決まった。いないはずの観客の声援が聞こえる。

 

「イーナーホやぞ」

このセリフからは明らかにイーナーホが単位であることがわかり、かつ、それが「1」を表していることがわかった。一歩どころか3歩前進である。

これはすぐさま決着か?案外餃子の王将も大したことがない。

 

隣の客が店員にオーダーしていた。

「餃子2人まえ+チャーハンで」

 

よし、このまま追撃だ。全集中-。

 

「リャンガーコーテル はんなー?」

 

注文とアナウンスの関連を見つけようとしていたが、そもそもアナウンスが聞き取れないという事態に陥ったのだ。これではそもそも単語が聞き取れない。くそ。やられた。

 

 

追撃の矢先、視界が不良になる。

どうしたー。

 

砂だ。あいつ、膝をついた瞬間に砂を手に持っていたのだ。くそ。油断したのはこちらではないか。あいつは姑息な手も使える。なぜなら必死だから。変なプライドなど捨てている。「本気」なんだ。

 

瞬間腹部に衝撃が走る。やつのボディーブローだ。たまらず腕を下げたくなる。

だめだ。それこそやつの思うツボ。このままガラ空きの顔面に右手の大剣を振り下ろす気だ。ギリギリのところで耐える。しかしTinderの女が使う「ぽっちゃり」になりつつある私の腹だ。ボディーブロー1発が限界である。

 

初老のじいさんがきた。あらかた京大の教授だろう。

注文は餃子1人前。

 

「イーガーコーテル

 

やつの大剣が頭上から振り下ろされる。刀身の奥からは王将の満面の笑み。勝利を確信した者のみが浮かべる安心と愉悦の表情だ。

だが、ボディーブローを耐えた私には奥の手があった。

 

パシッ

 

私は頭上より振り下ろされた大剣をものの見事に両手で挟んだのである。

 

真剣白刃取り

 

極東の島国の、SAMURAIのみが使えるという秘伝。極限状態の人間にできぬものなどないのだ。

 

どういうことか。「イーガコーテル」が餃子1人前であることがわかった瞬間に謎が解ける。

 

イーガ=1人前

リャンガー=2人前

コーテル=餃子

法則を見つけたのだ。

 

同時に私は注文した料理を全て食べていた。ここで初戦は終了である。

まだ全てが解明したわけでない。

しかし私には確固とした勝利への道筋が見えていた。

 

 

 

 

 

 

 

布石

しかしこの時、私はやつの刀身に毒が塗ってあったことを、まだ知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく(なんだこれ)

 

 

 

 

🥟

31.【やってみた】なぜ私がブログを書けない/書かないのか考えてみた【爆笑】

世界一しょーもないタイトルにしてしまった。タイトルに【爆笑】がついて面白かった記事・動画など例外なく世界に一つもないのに。ここでの「例外なく」とは「コムドットが好きな奴は『例外なく』バカ」と同じくらい唯一絶対の真理である。ちなみに私はこの見解を聞いただけなので文句があるやつは霞ヶ関で働いている私の友人に言ってもらいたい。

 

 

本題に入る。

ブログが書けない。。。

これほど書けず、書く気起きず、書きたいとも思わないとは。。。

 

 

ということで、既にブログ更新が3週間も滞っている。

正直この記事も世に出ない可能性があり、、、と思ったがさすがに更新しようと思う。待っている読者もいるので(たぶん)。

現状

ブログの更新が滞っているわけだが、まずもって「書いていない」というのははっきり言って嘘である。

実は下書きが15記事ほどある。どれも夏休みの間に書いたものである。

 

「書くネタがない」というのはおかと違いである。

実はネタ帳にはネタ(テーマ)が30ばかしある。

 

「書く気が起きない」というのも厳密には間違っている。

上記のように途中まで書いたものはあるし、「司法試験において国際法を選択することは何が良くて何が悪いのか」シリーズ(全3部作)(非公開・未完成)なんて恐ろしく分量の長い記事を書いている。

 

しかし、しかし書けない(正式には完成するまで書けない)のである。

なぜか。

本日はこのような状況に至ってしまった理由を少しばかし考えてみようではないか、である。

理由①彼女ができたから

と言いつつも理由は明白である。

勘の良い友人は複数人聞いてきたのだが、実は彼女ができたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んなわけねーだろ。

 

 

 

 

 

 

私の代わりに過激発言をしてくれる元横綱

理由②勉強で忙しいから

これも違う。

正直勉強していない。本当に。

最近やばいやばい詐欺を複数回してしまったので疑われているのだが、夏休みさすがに遊びすぎた。9月、秒である。私はタイムマシンに乗っていたのかというくらい時間の進みがは早い。タイムマシンがあるのなら今一度過去に戻してほしい。

もう一度遊ぶために。

理由③人に会いすぎたから

これは結構妥当している。

太宰。作風はあまり好きではないが、さすがである。

これを私にあてはめれば

「ブログを書かないということは、そのひとが孤独でないという証拠である。」

だ。

うむ。全くその通り。

夏休み遊びすぎたわけだが、これには理由がある。というのも同期は多くが就職という人生のセカンドステージへと早々と登っていき、その近況を聞きたいがために多くの人に会ったからである。

こういうことをすると授業期間中とは違い各段に話す機会が増える。話す機会が増えれば本来ならブログで書こうと思っていたことも話題に挙がり、結果ブログでは書かなくなる。

こういう流れで書く気が起きないのだ。

 

 

あれ?じゃあブログなんて書かない方が良いのでは??

理由④「何か」に追われていないから

これもかなり妥当している。

正直、夏休みほど人を怠惰で無意味な存在にしているものはない。はっきり言って大罪である。セブンイレブンの底上げ弁当と同じくらいの罪深さであると言えばみな理解しやすいであろう。

2か月間、何にも縛られない。サマクラも司法試験過去問の起案もなく、ただ漫然と生き、ジャンプ+でワンピースとBLEACHを読み、小説を読み、腹が減ったら飯を食う。

こんな状況でブログを書きたいと思うだろうか。。。いや、思わない(反語)。

結局、時間があっても、時間を使おうとしないとこうなってしまうのである(?)。

文豪志賀直哉が父親と和解してから作品の質が落ちたという有名な話も、案外分かるような気がするし、就職が決まった先輩ブロガーの更新が減ったのも、こういう理由なわけである。

理由⑤名作にあったから

夏休み「エッセイ」なるジャンルを知った。自分の過去を面白おかしく書くことである。フィクションを混ぜると「私小説」になるらしい。

要するに小説家の「ブログ」みたいなものである。

これが驚くほど面白い。

朝井リョウ『時をかけるゆとり』・万城目学『べらぼうくん』などなど。控え目に言って面白すぎる。

作風としてはSFとかよりも現実社会に即した、それでいて少し「歪んでいる」小説とかが好きなわけだが、「エッセイ」ってのはこれまた面白い。

これらを見れば、俄然自分も、、、とはならず、逆にこんなおもろいの書けないわ、と結構がっくしするものである(作者はプロなのだから当たり前なのであるが)。

ま、とにかくこんな感じ。

ちなみにTwitter上で弁護士の方が挙げているブログも目を見張るほど面白い(多分みな読んでいるはず)。小説を読んでいるのがよくわかる(文章的に伊坂幸太郎ファンだと思うけど)。面白すぎる。

理由⑥変にプライドができたから

半年まじめにブログをやると、この記事おもんないわ、と思う時が増えてきた。

いくつか満足する記事を書いたからだろう。はじめは適当に書いていたけど、「慣れ」が起きると不思議と「こんな記事ではだめだ」となる。これ不思議。

「少なくとも自分が面白いと思える論文書かないと読者は面白いと思わない」ってのは指導教官の言葉なわけですが、これブログにも言えますね。

で、作家の読めばますます自分のが稚拙に見えるわけで(そこ、内容が稚拙なのでは?とか言わない。俺よりひどい記事はごまんとある(たぶん))。

そういうわけで、途中で断念するのが増えてきたんだと思う。

理由⑦ブログが読まれすぎているから

これも若干起因していて。当初の想定よりだいぶ多くの人に見てもらえている。これがTwitter上のいわゆる「法クラ」の影響なのは間違えないわけだが、それでも少し多い。

こうなるとめんどくさいのは誰かを不快にさせる場合があるということ(冒頭のコムドットいじり等)。

そんなとこである。

おわり

ちょっと面倒になってきたのでこの辺で。

とかくいろいろ理由はあるけど、とにもかくにもブログ書きます。

頑張ります。

 

 

 

(@_@)

 

 

 

 

 

 

 

十六.京大ロー生徒然日記 あの時、セミの音がやけに大きく聞こえましたの巻

今、自宅にいる。

民法がさっき終わった。もう終わって2時間経つ。

マックでご飯を食べた。取り止めのない話をしていた。明日は商法。明後日は行政法。それで試験は終わる。

 

自習室の前の共有スペースで取り止めのない話をした。彼女が云々とか答え合わせすんなとかである。とりとめがない。

 

スマホを見ると着信履歴があった。13:49。番号を調べると京都大学法科大学院だ。

一抹の不安がよぎる。

何かやらかしたか?さっきページ数を間違えたからそれだろうか。

そう思い電話をする。やけに繋がるまで時間がかかった気がする。

 

 

 

 

 

「先程の民法のテストですが、学生用控を提出されているようでして・・」

 

 

 

ここから先何も覚えていない。うそだ。あまり覚えていない。

自習室に置いてある学生用控だと思っていたものをみる。提出用だ。

 

 

終わった。

 

 

終わりである。

電話口の方からはかすかに何か言っているようだが、何も覚えてはいない。

 

たぶん3秒くらいで窓口に着いた。

どうやらこうらしい。

 

複写の方が提出されてるので不正行為には当たらない(と思う)。ただし、複写の方を採点するかは先生の裁量次第である。こちらからは何も言えない。どうなるかもわからない。過去何度もこういう事態があったが結末は知らない。採点と集計は教授と学生課で完全に分けられている。とにかくこのまま、この事実を伝えて、先生には提出する。

あとまだ言ってたかもしれないが、覚えているのはこれくらいだ。

 

この説明では意味が分からない方もいると思うので追記します。所属しているロースクールの期末試験は複写答案になっています。つまり提出用と生徒控えがあり、控えは自学自習に活用できるということです。そしてテストが終わり次第、学生が複写答案を切り離し提出用をポストに入れ、控えは持ち帰るという仕組みになっています。

ここまででおわかりでしょうが、私は提出用を持ち帰り、生徒用控えを提出してしまうという大失態を犯してしまったのです。以上説明終わり。

 

頭がぐらぐらしていた。

何を言うべきか分からず、お願いします、といった。

お願いしますと言われても、と笑われた(気がする)。もうあんまり覚えていない。

毎回注意しているんですが、とも言われた。

それは、全く正しい。私も同じ立場ならそう言うだろう。

さりとて私は、今、同じ立場ではないのだ。

 

 

 

窓口から自習室まではやけセミの音が聞こえた。民法総合3のケアレスミスで留年した人がツイートをしていた。チャイムの音がやけに大きく聞こえたと。今ならわかる。大きい。セミの音だけが大きい。何もうるさいわけではない。ただ芯に響く音なのである。セミの音以外は聞こえなかった。

暑さは生きた心地にさせてくれた。汗が落ちるのが生を実感させてくれる。同時に夢でないことも実感させてくれる。

 

すでに共有スペースはお開きだったようだ。友達もいない。話す相手もいない。自習室に入ると1人いた。仲のいいやつだ。

思わず外に誘った。ことの真相を話した。

第一声は大丈夫ちゃう?だった。第二声は大丈夫やろ、だった。

 

あぁ。こんなに優しい言葉があるのだろうか。

 

外に出ると他に2人いた。他の2人も同じことを言った。複写式いらんとも言っていた。採点されるやろ、しない理由ない、などだ。

 

大丈夫なのだろうか。もう何が何だかわからない。採点しないとしても文句は言えないだろう。とにかく3人は大丈夫と言ってくれた。ありがとう。

 

結果はわからない。9/1にわかるか。それからはよくわからないが家に帰った。警察官が見たら、こいつはもうすぐ自殺する顔だ、と思うだろう。そんな顔をして、炎天下の中歩いた。

今シャワーを浴びて腰掛けている。

スマホでこれを打っている。

浴室では大丈夫大丈夫、会社法会社法と自分に言い聞かせた。虚しい声が響く。ここまで心のこもっていない言葉もあるまい。

 

案外、冷静だ。冷静ではないかもしれない。わからない。打ち込むと少しは気が楽になる気がする。誰かに話すのと一緒だ。

よく考えたら不正行為でない以上、最悪がF。最悪が留年。それだけなのかもしれない。ただ、それがなによりも怖いのも事実である。

テスト上の形式ミス。内容ではない。これで留年。なんと恐ろしいことだろうか。22になって初めて体験した。

 

どこかで安心している自分もいる。きっと採点される。こう思っているのは、果たしてポジティブさ故なのか、楽観主義なのか、頭がおかしくなってるのか、どれかはわからない。

というかもう何も覚えていない。夢だったのかもしれない。民実の失敗の方がよほど覚えている。

 

が、紛れもない事実だろう。控えを提出したことは。

そして、それが採点されるかは担当教官の裁量次第であるということが。

 

思えば連日のテストの疲弊と、直前の国際法のテストで死んでいた。答案のページも間違えていた。それからの控え用提出である。終わりだ。これほどまでに体力と気力とがないとは。

終わりだが、あと2科目ある。やらねばなるまい。Fであったとしても、まだ留年の危機ではないのだから。

 

 

これが世に出回っているからには結果が出ているはずだ。おそらくは9/1か。

採点されていれば、本当に感謝しかない。ありがとうございます。そしてすみません。

採点されていなければ、仕方ないことだろう。控え用は提出用ではない。これは自明なのだ。誰も咎めれないだろう。

 

たぶんこれを読んでいる人はベッドに横になってるかもしれないしポテチを食べているかもしれない。所詮、この記事は暇つぶしの一つでしかないだろう。真の意味で、これは暇つぶし以上にはなり得ないのだ。だけど僕は、真剣である。素の言葉でも、結局真意は当事者にしか伝わらないのだろう。三島由紀夫の最後もそんなものだったのだろう。

 

とにかく、今から自習室に戻って会社法をやる。過去問だ。たぶん、死にそうになってるだろう。

 

この記事が笑って読める日が来ることを、採点されれててもされてなくても、願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いうことで、いかがでしたか?8/1に絶望している当時の僕は。いい感じにくさいセリフを吐き、絶望していますね。いやー。飯がうまい(^.^)。なーにが三島由紀夫だ。謝れ。三島由紀夫の覚悟に土下座しろ。ついでに伊坂幸太郎にも西嶋にも謝れ。

 

安心してください。ちゃんと採点されてました(^.^)

いや、先生、本当にありがとうございます。お友達の皆さん、ありがとうございます。本当にやばい時って、みんな優しいんですね。みんなの優しさに心救われました。

もう異議申し立て期間も終わり成績も確定したっぽいのでこれを公開しました。もちろん上の回想録は当日書いています。絶望感が生生しいですね(笑)。

直前まで国際法のテストを受けていて疲れていた+民法の答案のページ数を間違えておりそれの対応を試験官に聞いていたこから、提出用と控え用の入れ違いに気づかなかったのが要因です。

ちなみに点数は普通に良かったので、たぶん「生徒用控えを提出してしまったことへのペナルティ」とかもなかったんだと思います(たぶん)。

 

実際、この時は本当に終わったと思っていました。ふたを開けてしまえば、この次の商法に一番影響がありました。

夏休みもこういう事態だったので、なんとなく楽しめず、ブログも書けなかったという感じです。北野天満宮に500円賽銭するくらいにはメンタル病んでました。メンヘラです。

冷静に考えれば、控えは提出用と全く同じことが書いてあり、しかも採点する教授の裁量が大きいので、きっとう大丈夫(自己暗示)と思いながら遊んでました。

いやー、良かったよかった。

 

 

さて、誰にも需要がないと思いますが、この大失態をしてしまったときにどうすればよいか、書いておきます(10年後にミスするであろう1人を救うために書いています)。

対処法は・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

座して待つ

 

 

 

 

しかありません。

まずカンニング扱いにはかからないそうです(生徒用控えを提出しているため)。

そのうえで採点されるかは教授次第ということになります。なので私のパターンが適用されるわけではありません(民法のymki先生は今年でローの授業は終了なので厳密には私の経験は他の事例には適用されないことになります)。

で、ここで教授にメールしたり何かしらのアクションを取るのは絶対やめたほうが良いと思います。というのも「生徒用控えを提出してしまったのですが、採点してください」とメールした瞬間、特定答案になるからです。そうなっては先生もFにするしかないでしょう()。Twitterとかで言うのも良くないでしょう。先生が万が一見ていた場合、すぐ特定答案になってしまいます(それは先生がわるいのでは?)。

なので、やれることは座して待つ、しかありません。生徒用控えを提出してしまったことが分かったら、すぐに教務に行きましょう。ちなみに提出用も後から提出するので、手元には答案は残りません。

 

採点されなくてもFであって、すぐに留年にはならないという気持ちで頑張りしかないでしょう。

まあ、その時はほんとに絶望しますが、たぶん大丈夫です。

もし不安でこの記事を見つけたらそれは幸運なことです。なので後の科目に集中しましょう。きっと大丈夫!

 

 

ということで、以上でした。

みんなは僕みたいな頭悪いクソ無能ムーブしないようにして下さいね!()

 

 

 

(^.^)

 

 

 

十五.京大ロー生徒然日記 夏休みは「もう半分しかない」のか「まだ半分ある」のかの巻

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ども。眼鏡のずれが直らず日々吐き気と頭痛を伴いながら夏休みを怠惰に過ごしているあずめろです。百万遍に即刻眼鏡屋さんを作るべきではないでしょうか。

そんなことより、もう9月ということで、夏休みが残り1か月になりました。

夏休み中間地点なので振り返りを・・・。

夏休みを有意義に過ごすべきなのか

「夏休みを有意義に過ごすためには」とのテーマは実は過去ブログで書いています。↓記事参照。

azumerogohan.hatenablog.com

さて、今回これを振り返ろうと思ったわけですが、疑問が浮かびました。

そう。「『なぜ』夏休みを有意義に過ごさなければならないのか」の論証ができていないのです。

なので、考えました。

考えた結果・・・・・

 

 

 

 

別に夏休みは有意義に過ごさなくても良い

 

 

 

という結論に至りました。おしまい。

夏休みを有意義に過ごせるのか

また「夏休みを有意義に過ごすためには」において、当然のように「夏休みは(努力すれば)有意義にすることができる」といった前提を置いていました。

そこでは「16回だらだら過ごしたのだから17回目はきちんと過ごそう」みたいなアホで低俗で極めて傲慢な見解を述べている記事があります。

しかしよくよく考えてみると、ことわざ「二度あることは三度ある」の類推適用により「16回ダラダラ過ごしたのだから17回もダラダラ過ごすことになる」の立証が可能になってしまいます。

これに対して、ことわざ「三度目の正直」の抗弁を出すことも考えられますが、「十七度目の正直」なんてものは絶対に存在しないので、この抗弁は主張自体失当です。

となると、主張が認められることになりますので、

 

 

「夏休みは有意義に過ごせない(過ごすことができない)」

 

 

という結論になりました。おしまい。

夏休みをどう過ごしたか

さて、ここまで「べき」論と可能論を論証したわけで、これによって既に夏休みを有意義に過ごす「べき」必然性も、夏休みを有意義に過ごせる「可能性」も無いと知らしめたわけですが、そうは言っても議論を終了させても良くないので、1ヶ月をざっくり振り返ります。

8/3〜8/8

サマクラとか東京観光とか

8/8〜8/9

貴船神社とか

8/10〜8/13

茂庵とか古本市とか帰省①とか

8/14〜8/15

北野天満宮とか

8/16

清水寺とか大文字(未観測)とか

8/17〜8/22

帰省②とか

8/23〜8/25

事務所見学とか勉強会とか

8/26

香川とか

8/27〜8/31

BLEACHとか日常とか勉強会とか

9/1

成績発表とか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?案外充実してるやん・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?全然勉強してないやん・・・・

 

 

以上。夏休みの振り返りでした。。。

 

 

我々はこれから先何をすべきか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強だよ!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

以上。おしまい。

 

 

そういえば成績出てましたね

と、まあ適当に夏休みを振り返ったのですが、昨日成績が出たのにそれに触れてませんでした。

とりあえず成績は何とかぼちぼちなんとなくたぶん大丈夫でした。はい。とりあえず留年は避けられそうです。

明日くらいに記事を出しますが、僕はそもそも「採点されるのか(Fとかの話ではない)」という懸念があったので、無事採点されており安心しました。

成績、京大はBでも79~75まであるのでなんかもやもやしますね。Bならいいじゃん!ができません。75点BはBの扱いを受けないのです。

あぁ、競争社会。。。しょせん試験という箱庭に生きる我々は1点の差でいがみ合うのですね。。。。

科目の振り返りを。。。

 

刑訴→ありがとう。。。

刑法→ありがとう。。。

民実→ありがとう。。。

国際法→ありがとう。。。

民法→ありがとう。。。

商法→ありがとう。。。

行政法→ありがとう。。。

消費者法→ありがとう。。。

 

 

 

 

 

すべての単位に感謝をこめて。

 

 

 

 

ではでは今日はこの辺で(久しくブログを書いていなかったせいか名に書けばいいのかわからなくなりました)(今日はつまらない記事であると自覚しております)(別にいつもつまらない記事とのつっこみは不要です)(明日からなるべく書いていきます)。

 

 

 

 

(/ω\)

十四.京大ロー生徒然日記 2022年度京大ロー2年次前期雑感(2年前期を終えての総回顧)③

前回↓

azumerogohan.hatenablog.com

ナチュラルに更新を忘れていました。。。)

水5 行政法 hrd先生

授業内容

使用教材:ケースブック行政法、オリジナルレジュメ、オリジナル問題

ケースブックは判例を読むためにのみ使います。記載されている問題はほぼ使いません。代わりに授業はレジュメを用います。このレジュメが(行間はかなり空いてはいるのですが)使いやすくおすすめです。授業で言っていることをメモすればかなり有用なレジュメになります。オリジナル予習問題は基本的に判例の射程や整合性を問うタイプの問題です。

親和性の高い教材:大橋行政法?、原田『例解行政法』『演習行政法

行政法に全く詳しくないのであれですが、学部京大の方々は多くの人が大橋行政法を使っているっぽいです(hrd先生の師匠だからかな?)。授業の最初でも、塩野、宇賀、大橋のいずれかは持っておいた方が良いと言われます。原田先生の教科書は、レジュメの答えや事例が載っていることがあるので読むと予習がはかどります。

授業:授業は6回で行政法総論、4回で処分性・原告適格・訴えの利益、残り4回で訴訟類型+仮の救済を扱います。つまりはめちゃくちゃ早いです。僕は行政法が本当に不勉強だったので毎回死んでいました。水曜5限という、実質週のおわりでの授業なので毎回授業後はみんな疲れ切った顔をしていました。

一方で授業それ自体はかなりわかりやすいような気がします。司法試験の傾向の話もしっかりしてくださるし、判例の説明もわかりやすいです。時たま先生の私見が出てきますが、それも簡潔で良いです。

ソクは学期中1回~2回周ります(私は後ろの方の席だったので1回でした)。ソクは結構詰められますが、別に厳しいわけではありません(たくさん質問してくる感じ?)。ソクが毎回0~5点で評価され、それがそのまま平常点になります。なので後ろの席は1回のソクのみで平常点が付けられるので若干ひやひやでした。1問1問が多いので解答に10分近く使う場合もあり、若干中だるみみたいになることもありました(これは学生がソクに慣れていないのが原因でしょう)。

総じて満足度が高い(ただし未だに消化不良)です。hrd先生とすべての見解が一人説のnkn先生とが持ち回りなので来年のロー生は大変かもしれません(私は授業受けたことないのでこれ以上はわかりません)。

注目ポイント

・学生が回答している最中にめちゃくちゃ板書を書き上げた後に言う「そうですね」(←本当に聞いているのか?)

期末試験

期末試験は障がいを持つ児童の学校指定の問題でした。小問が3つあり、申請権が認められるか否か、実体法上の違法性(主として裁量論)、訴訟類型(非申請型/申請型)でした。

テスト範囲が非常に広いことから勉強が大変でしたが、きっとメジャーな問題を出すだろう、との予想に反し、メジャーではありませんでした(たぶん)。未だに論点が全くわかっていません。僕はいろいろとポカをやらかしたのでどうにも不安です。特に誤解を招くような記述の仕方をしたので、その点くみ取っていただきたい、、、、と念じております。

内容自体は授業でやったようなことばかりだと思います。

行政法は後期に授業がないので司法の過去問をばんばん解いて頑張ろうと思います。

金4 民事訴訟実務の基礎 kkb先生

授業内容

使用教材司法研修所『新問研要件事実』『類型別○○』『一審解説』『起案の手引き?』

要件事実に関する諸本です。市販の本よりはわかりずらいですが重要なことがたくさん書いてあるので持っておいて損はないように思います(一審解説はいらないか)。もっとも下記大島本(上巻)で十分といえば十分です。

親和性の高い教材:大島『要件事実(上巻)』

大島本しか勝たん!!で有名な大島本です。上巻でないと課題(後述)には太刀打ちできないでしょう。これは民法でも使えるときがあるし必須と言っても間違いはないような気がします。課題も大体はこれに載っていることが多いです。入学前にある程度読んで、簡単な演習(予備の過去問)を解いておくと「そんなに」困らないと思います。

授業:授業は要件事実の説明(予習を元にしたもの)が5~6回(総論、売買、使用貸借、賃貸借、物権)と課題(予習とは別のもの)の解説・講評が5回、残りが民事手続・執行保全です。

もと裁判官の先生が教えてくださるので、裁判上どこが重要か、特に要件事実の体系?考え方が学べます。時々出る小話みたいなものも面白いです(がkkb先生は今年退職されるようなので来年は他の先生になるもよう)。予習レジュメを用いる方は内容もそこまで難しくはありません。

一方で課題は激むずです。頭がおかしいです。普通に授業で扱ってない分野(債権譲渡とか)を出してきます。わけがわからず木曜日(全休)が終わってしまいます。課題は計6回なので正気を保っていられましたが、大変なのは間違いありません。まず間違いなく1日潰れます。難しいというのは扱う内容もさることながら、単純に事例が複雑です。消費貸借をテーマにした課題で債権譲渡と連帯保証と代物弁済が出てきたときはたまらず発狂してしまいました()。唯一?の救いは課題さえ出せば平常点が減ることはない=課題の出来は評価対象外ということです。先生方も完全解を作らせる気はないように思います(未知の問題へのリサーチ力とかを鍛えさせたいのかな??)。頑張りましょう。

課題は添削され、熱い?優しいメッセージと共に返却されます。申告すれば口頭でのレクチャーもしてくださいます。本当に学生思いな先生です。

実は刑法の某有名判決を書いた裁判官の1人でもあり(これは公開情報)、ラスト授業の後にはそのお話も聞けました。裁判官間での議論は言えないそうですが(そりゃそうか)、某法学教室連載の某先生の分析とほとんど同じとおっしゃっていました。最後に激励の言葉をいただいたので印象深い先生でした。

注目ポイント

・こてこての関西弁

期末試験

終わりでーす。

請求原因、間違えちゃった。えぐいところ。

みんながかろうじてできるところ、間違えちゃった。

重要な抗弁の箇所。見落としてた。

 

 

 

・・・・・・・・・・読者のみんな

私ね・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

書きたいこといっぱいあったんだ・・・・・・・・・

 

 

用法遵守義務の評価根拠事実も書きたかったし・・・

 

 

期間満了の請求原因で借借も書きたかったし・・・・

 

 

賃貸人の地位の移転もちきんと書きたかったし・・・・・

 

 

テスト後にkkb先生に「代理全部かけました!!」って言いたかったし・・・・

 

 

kkb先生に「先生のおかげでいい答案ができました!!」って言いたかったし・・・

 

 

あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~あ!

 

 

人生が5回くらいあったらなぁ!

 

 

そしたら私、5回とも違う町に生まれて

 

 

5回とも違うものおなかいっぱい食べて

 

 

5回とも違う大学に入って・・・

 

 

それで5回とも・・・

 

 

 

 

 

 

 

請求原因と抗弁を間違える。

 

 

 

 

・・・・・ありがとう

kkb先生・・・・

 

 

さよなら

 

 

 

ロー生活の総括

ということで、前記の振り返りが終わりました()。3回に分けた理由は記事が長くなってしまうからであって、決して、決してアクセス数を水増しするためではありませんよ。

上述のように授業、先生、友人、環境等には総じて恵まれ、特に大きな不満もありませんでした。大きな(あまりにも大きすぎる)ミスはありますが。

半期で一番感じたのは学生の「質」が高いということに収斂するかと思います。やはりみんな(ナチュラルに)勉強しているし、知識もあるしで、京大生のすごさを実感する4か月になりました。このレベルの学生がいるから授業が高度なのか、授業が高度だから学生のレベルが上がるのかは知りませんが、頑張ってくらいついていこうと思います。

あと、1年後には司法試験って、やばいですね。ほんとに。やばやばば。

 

ではでは。

 

 

 

(^.^)

 

 

 

 

十三.京大ロー生徒然日記 なぇなぇの巻

 

ども。あずめろです。

帰省して妙に懐かしい匂いがして「あぁ、これが実家の匂いかぁ」と思い馳せ、それを親に話したら「今日はお香炊いてるからね」と言われました。お香が切れたら全く懐かしい匂いはしませんでした。なんだそりゃ。

ということで、今日は雑記です。

 

毎日更新とは?

         「毎日更新」

それはこの世の全ブロガーが一度は憧れ、そしてあきらめるものであるー。

 

と、いうことで碌に更新できていませんね。

まぁ毎日更新なんて「押すなよ押すなよ」くらいわかりやすい「フリ」なのでね。

 

と言いつつ、リアルで会う人に(なぜか?)1番言われるのが「毎日更新してないやん(楽しみにしてたのに)」なので、その辺申し訳なく思っています。あと読んでくれて本当にありがとう😭

ま、気が向いたらじゃんじゃん書こうとは思っています。ネタもあります。なんなら下書きも沢山あります。でも、やる気がなぁ(後述)。

とにかく留年がこわいね

留年 怖くね??

 

もうね、ブログが書けないのも、勉強に身が入らないのも、毎日11時以降しか起きられないのも、天気が悪いのも、「ドキュメント72時間」で涙ぐんでしまうのも、YouTubeで1日を消費してしまうのも、全てこれがあるからなんですよ。ちがうか。

 

と、まぁほんとに期末の結果が怖くてですね。時間が経つとミスがめちゃくちゃ発覚するわけですよ。それもふとした時に。「あ、あれ書いてないわ」ってね。

 

こういうと「気にしすぎやろ」と同期からお叱りが来ます。が、

 

やっぱ気になっちゃうんよなぁ〜〜〜😭😭😭

 

と、なっています。

 

ちょっとだけ話すとやばい科目(単位が取れてるかすら不明)が2科目あります(テストの話をしちゃうから気をつけてね🤗)。

 

まずは民実。これがめちゃくちゃ難しかったのは承知の事実です。「みんなもできてない」、そんなことはわかっています。

でもね、ぼく、請求原因間違えちゃった🤗、抗弁間違えちゃった🤗、賃貸人の地位の移転間違えちゃった🤗、代理間違えちゃった🤗、評価根拠事実間違えちゃった🤗

 

なんだよなぁぁぁぁぁぁぁ

これ、致命的では?単位落としてもそれだけで即留年にはならないから良いものの、GPA要件がかなりやばくなるし、やばくね??てか来年取らなきゃいけないのもつらくね??

なので最近は専ら過去の期末評価割合を見て自分が単位が取れてるか「悲観的に」考えたり、「京大ロー 既習 留年」で調べたりしています(豆腐メンタル)。

そんなわけでやばいんですよ。。。

 

もう一つは民法。これは、まぁ、ねぇ。という感じです。もうやばい。やばいというか祈るしかない。ほんとに。どれくらいやばいかというと、神社仏閣に行くたびに民法のお願いをするくらいにはやばいです。民法について「やばい」しか言えないくらいやばい状況であることから察してください(察せないと思うけど)。

 

そんなわけで、この2つを筆頭に、他は単位は取れてると思うけどB無理じゃね????とずっと萎え萎えしています。

自信があるのは国際法だけです。国際法を必修科目にしろ😡😡

 

夏休みはお盆まで結構遊んだんだけどふとした時に「大丈夫かなぁ」って思うし、落単した夢も見るしで、大変です。

 

やっぱローはレベルたかいんだぁ。

ぼかぁ、セルフイメージがしょぼしょぼだぁ。

ろーすくーるは、つらいんだょ(メンヘラ発症)(この「だょ」が絶妙に気持ち悪いと思うのは僕だけですか?)

 

執行まであと10日弱。日々震えて過ごします。

 

 

ということできょうはなぇなぇの記事でした。

 

 

 

30.ぱぱめろ「ところでお前、将来結婚する相手はいないのか?」

 

 

 

 

・・・・・はて・・・?

 

 

「こいつ」

 

 

は何を言っているんだ??

 

 

 

説明しておくと私は何も父親を「こいつ」などとは余程の例外がない限りは言わない。私の家はたぶん他の家よりも家族間の仲は良い方だし、よく話したりゲームしたり遊んだり旅行したりと非常にコミュニケーションが活発なのだ。

 

ではなぜ「こいつ」などと呼んでいるか。

 

当然、「将来結婚する相手はいないのか?」などという支離滅裂でおよそ日本語として成立していない言葉を発したからである。率直に言って意味不明である。

ちくちく言葉は第二言語として選択していないからわからないが?あ?

 

コホン。

だが私も「ことば」を大切にする法学徒である。ここは一つこの文章の解釈を試みてみようではないか。何も検討せずに「何を言っているのか全くわからない」などというのはおよそ大人な対応ではないだろう。

 

ぱぱめろ「将来結婚する相手はいないのか?」

 

コホン。

なるほど。おそらくこの話者は聞き手が将来結婚する、もしくは可能性があること、そしてその相手がいることを前提に話しているように思える。

 

しかしどうだろうか?

 

聞き手は22歳彼女なし同期はバリバリ働いてる中親の脛を齧り京都でダラダラ過ごしている毎日自習室で要件事実ニチャニチャ勉強とTwitterでの国際法イキリイキリしかしてない趣味は?と聞かれたらニタニタとブログ執筆ですと答える合コンでは女の子同士が女子特有の阿吽の呼吸を持って一瞬目を合わせこいつは無理だなと品定めとその評価をすり合わせる時のその「こいつ」足る大学院生である。

 

自虐が過ぎた。

 

さて、当然この問いへの答えは

「否」

である。

 

唯一の勝利ポイントは年齢=恋人いない歴、では無いということであるがこんなもの誤差の範囲である(ちなみに何に対する「勝利」なのかという問題は当然に発生する)。

 

むしろこの経験が聞き手の臆病な自尊心をさらに尊大にしているのである。ここでわざわざこのようなことを書いたのが証左である(縦書きの場合は証上か)。

 

さてこういうわけで「当然に」結婚相手など、さらに言えば彼女などもいないわけである。

 

こんな自明なことをなぜ質問しているのだろうか?

 

あれか?学問界隈で頻繁に見られる「当たり前を当たり前と思うな」という言説に父も感化されたというのだろうか。

 

だとすれば、少なくとも試すのは息子の恋愛話ではなかったであろう。なぜならそこからの問題解決性が皆無だからだ。

つまるところ、「いないけど?だからなに?ん?ん???んんんんん????」と言ったところで、父はこの解決不可能な難題に辟易し、ついには匙を投げ出してしまうだろう。

 

だが一方で嘘をつくのは良くないだろう。

 

仮に「あー。。。実はいるけどまた今度ね。今度連れてくるわ」などでも言ってみるがよい。

ロースクールの某民法総合1の某大御所先生よろしく光の速さで「ほんとうかっ!」(この「っ」がポイントなのは言うまでもない)が飛んでくるであろう。

 

さすればロースクール前期のようにあたふたと即興ソクラテスを披露することになる。しかも正解すればするほどにドツボにハマる最悪なソクラテスだ。これにはソクラテスも毒杯を仰がずにはおられまい。

 

コホン。

さて困った。どう対応しようか(以上ここまで0.3秒)。

 

だがこればかしは仕方ないか。正直にロースクールで基本書カルタなどという気持ち悪いもので遊んでおよそ「まともな」ことをしてないことを白状するか。今なら自白法則の任意性がなぜ必要なのかよくわかる。

 

あずめろ「いやー。そんなんいるわk」

 

待て。まてまてまてまて。

いくら私の父親だからといって、いくら息子が22歳のドラ息子だからといって、帰省した息子に冗談でもそんなことを言うだろうか。

 

否。否である。

 

よく考えればそんなわけがない。だとすれば、この質問はどういうことだ?なぜ父親が急にこんなことを。。。

 

あずめろ「はっ!」

 

この瞬間のひらめきは伊集院光がクイズ番組で披露するそれ並みである。つまりはそこまですごくない。

 

この、俺の目の前に立っているこのおとこ、名をぱぱめろ、果たして本当に「父」なのだろうか。

 

否である。私の父親は冗談でも息子の将来のお嫁さんを聞くような無粋で卑劣な行為は行わない。そんなことを聞けば息子が憤死することなど容易に推測できるからである。となれば結論は自ずと導かれる。

 

「こいつ」はきっと父親に化けているゴム人間なのだ!!

そうだそうに違いない。そうすればすべての辻褄があう(たぶん)。

 

しかしどうすればよいのか。「本物の父親をどこにやった!?」とでもいえば相手の思うつぼだろう。ひとまずは「カマ」を掛けてみるか。

昔宇宙人にあった時は素数を知っていることを示し自分が知的文明人であることを証明せよと習ったことがあったが、それをしている暇はない。

 

コホン。

あずめろ「そ、その質問に答える前に、まずはその質問をなぜするのか目的と経緯を教えてくれn?」

 

ぱぱめろ「質問に質問でかえすなよ」

 

ぐぬぬぬぬ。さすがはディベート(物理)の強い父親である。いや父親の皮をかぶったゴム人間め。だが妥当な指摘だ。しかしこちらも負けてはいられない。国際法模擬裁判とソクラテスメソッドで培った「え?おれまちがったこと言ってる?いってないが??お前の理解足りてないんじゃね?」の表情ですかさず反論を試みる。

 

あずめろ「いや、単純に興味あるし。答えはあとでもいいではないですか。ドキドキは大抵CMのあとでありましょうよ(それとも早く聞かねばならない理由があるのかね??)」

 

ぱぱめろ「えー。えっとね。。。」

 

ふん。ゴム人間も知能はルフィ程度とみた。友情と仁義で友達はできても夜神月のように知的バトルはできまい。どうだ。目的は知らぬが、交際相手の有無を聞くような質問をする経緯をすぐには思いつきまい。

 

ぱぱめろ「昨日『大人帝国の逆襲』を見たからあずめろもそういうのに気が向くようになったのかなと思ってね」

 

・・・くそ!!!失敗だ。

確かに昨日、クレヨンしんちゃんの『大人帝国の逆襲』が非常に面白いことを家族ラインで話したが。まさかこんなにフッ軽な父親だとは。

あれは家族愛をテーマにした映画としては傑作だ。ギャグテイストだからこそ言葉が深くしみる。最初の風間くんの「なつかしいってそんなにいいものなのかぁ」というセリフでじんわりきて、ヒロシの回想シーンで目じりが熱くなり、ヒロシがエレベーターで家族の素晴らしさを説くシーンで涙が現れ、しんちゃんが敵と対峙するわけでもなくただタワーを必死に登るシーンでついにそれがあふれる。

そんな名作を見たら息子にもとりあえず交際相手の有無くらい聞きたくなるだろう。当たり前だ。俺だってそうする。

 

コホン。

さて、どうこの危機を脱すべきか。うむ。これは本当にこまっt

 

ままめろ「なんのはなし?」

 

む!!これは母上ではないか。米国の海兵隊のようにどこからともなく現れ救出してくれる。さすがは世界の警察であり救急車だ。ひとまずはここにSOSを出してみるか。

ありがとう母上。あなただけが救いだ。

 

あずめろ「いやー。お父さん(本当はゴム人間であるのだが)が彼女の有無を聞いてきてね。たはは😅。」

 

 

 

ままめろ「え。あずめろにはいないでしょ。」

 

 

 

なんだこのアマは。

おっと失礼。油断してつい本心が顔を出してしまったようだ。

普通京都で一人暮らししている息子(22歳学生)が実家に帰省してそんな浮ついた話をしていたら食いつくだろう。なんだ。そのあきらめぐあいは。

あれか?中学の卒業式で近所に住む友人が第2ボタンを女子生徒におねだりされていたのに俺はされず、「あー。あずめろはもらわれないんだねぇ笑」と俺をさげすんだ当時のままなのか?おれへの認識は7年たっても変わらないのか??それが母親のすることだろうか。

せめて「え?どうなの?できたりした?」とでも言えよ。なんだその発言は。俺には見えるぞ「当然」の二文字が。隠せてないぞ。「いない」の前にあるぞ、この二文字が。それくらいの行間を読む作業、こちとら芦部憲法で鍛えてんだ。

 

ふぅ。思わず早口ののしりラップバトルを開始するところであったが自制心でなんとかこらえた。

さんざん自虐ネタをしてキャッキャッしていたのにいざ他人からその自虐ネタを馬鹿にされた瞬間に顔を真っ赤にして怒り狂うネットイキリ陰キャムーブはしなくて済みそうだ。

 

しかしこれで分かった。既に母親もゴム人間なのだ。これは本格的にまずい。2対1では分が悪い。どうすればよいだろうか。。。

 

ぱぱめろ「あ、やっぱいないんだ」

 

こらこらこらこら。勝手に話を進めるなゴム人間よ。

いない。いないよ?

だけどそんな当然のように話を進められてはこちらのプライドもずたずただ。せめて残念がってくれよ。同級生はみんな彼氏/彼女、結婚の話までしてるんだ。「やっぱ」ってなんだよ。そりゃ辛いぜ。

ゴム人間の目的はおそらくこうして俺を精神的に追い詰めることだろう。まあいい。もうすぐ「やつ」がくる。そうすれば万事解決だ。

 

 

 

 

???「ピンポーン」

 

おお!!これは救世主兄と兄嫁の到着だ。これで話しを遮れる。しかもこれで2対3。数で勝てる。数は正義だと銀河英雄伝説自由惑星同盟の諸提督が言っていたしこれなら大丈夫だ。

ひとまずはみんなでお出迎えだ。

 

あずめろ「あ、兄上ではないか!お出迎えしようよ。」

 

ぱぱままめろ「あ、そうだね。」

 

よし。会話の中断完了。

非モテが行うナンバー1女の子に嫌われる行為「女の子の会話を遮って自分語り」が成功だ。

 

あにめろ「がちゃ」

 

 

 

 

 

あずめろ「おかえりー!あずめろ帰省しております。ささ、兄上と兄嫁、おつかれさまです。

いやはや元気にしてましたかな??(兄上よ兄嫁よ聞こえるか。この家は既にゴム人間に支配されている。今すぐこの両親の皮をかぶる「なにか」を退治しましょうぞ)」

 

 

あにめろ「おー!あずめろ!おかえりー!元気元気ー!」

 

目に正気が宿っている。間違いない。これは私の知っているあにめろだ。

これで大丈夫。若い2人と起案の連続でムキムキになった右手を持つ私がいればゴム人間など楽勝だ。

 

 

さ、不意打ちを掛けましょう。

 

 

兄弟だけがわかる阿吽の呼吸の目配せをする。

70億人もの人類がいても、目配せで不意打ちの現場共謀ができるのは兄弟たるあにめろしかいまい。

血のつながりをDNAレベルで感じる。

これが

 

「兄弟」

 

「家族愛」

 

か。

 

 

 

 

 

 

 

あにめろ「ところでどう?お前も京大で彼女できたか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以降、あずめろの皮膚が若干ゴム気質になっていることを、未だ誰も知らない。

 

 

 

 

※この物語はフィクションで(あったらいいなぁと思っていま)す。