競争社会でへらへら笑って

司法試験という競争社会の中でもへらへらしてる受験生のブログ

十二.京大ロー生徒然日記 2022年度京大ロー2年次前期雑感(2年前期を終えての総回顧)②

前回↓

azumerogohan.hatenablog.com

火2 消費者法 smd先生

授業内容

使用教材:中田邦博ほか『基本講義 消費者法』

指定教科書ですが、授業とかで使うことはほとんどありません。専ら予習のために使うので買わなくても全然問題ないっちゃないです。

親和性の高い教材:?後述

授業:まず定員20名です。そして授業もゼミ形式です。毎回課題が課されそれを2人ペアで予習、発表します。他の人も予習してきて質問や意見をする形です。最後の15分ほどで先生のレクチャーが入ります。

内容はかなり難しいです。大抵事例問題ですが消費者法関連なのであんまり知らないし大変です。特に中盤の倒産法とかその辺はさっぱりでした。なので発表者以外も予習をしっかりしないと質問すらできません。ちなみに立場は常に消費者側の立場からの主張立証なので面白いです。消費者法関連の法整備が十分でないことも痛感します。私は消費者法(特に消費者団体訴訟(クラスアクション))に興味があったのでとても満足でした。

出席、発言、発表で成績が付くので皆さん発言を頑張ります。逆に皆さん頑張るので今日は予習無理だったなって場合は発言しなくても大丈夫です。自分もなんだかんだ発言しない会が結構ありました。発言を1回でもすれば単位は取れるのかな?と思います。A以上を取るのはなかなか難しそうです(相対評価の関係で)。2年前期はローに慣れてないのもあり忙しいので期末試験がない授業を取るのは結構ありだと思いますし、自分はとって良かったと思っています。

先生も若めの先生でフランクに話してくださいます。消費者法を専門にしている先生なので色々な知見(特に実務的な)を勉強できて非常に面白いです。

注目ポイント:特にない?かな。

期末試験(発表)

上述のように期末試験がありません(神)。代わりに発表があります。発表は各回2人なのである程度時期を選べます(予備頑張る人は予備前は避けてたのかな?)。

発表は課題(事例問題)を解きますが2人なのである程度方針を確かめられるのでその点はありがたいです。ゼミと同じようにレジュメを作成しますが、これが回を経るごとに洗練されていくので、どんどん脚注とページ数が増えていきます()。最後の方は結構プレッシャーでした😭。結局2〜3日を丸々使って完成させた気がします。

ですが知らない法律のこともあり完璧解にはならないと思うのでその点安心です。時期もテスト前には終わる(発表の最終回が7/3とか?)で先生も配慮してくれます。

私は弁護士会照会とかいうガチガチの実務内容の発表でしたが、絶対座学ではやらないような内容でめちゃくちゃ面白かったです。LINEが嫌いになりました()。

火3 商法総合1 med先生

授業内容

使用教材:前田ほか『会社法事例演習教材』、江頭『株式会社法

名著、会社法事例演習教材です。これを解いていく授業なのでただひたすら事例問題を解いていく形式で司法試験には非常に親和性が高いです。江頭会社法は殺人鬼が来た時に非常に有用です。

親和性の高い教材:田中『会社法』、飯田ほか『会社法判例の読み方』

前者は言わずと知れた名著です。江頭が正当防衛には使いずらいほど大きい時はこちらのよりミニマムな田中会社法を使うと便利かと思います。後者は川出判例口座の会社法版って感じでわかんない解説のところで読むと大変勉強になります。ありがたやありがたや。

授業:範囲は紛争解決編という題名のもと有名論点を多く扱います。

事例問題をひたすら解いていきます。難易度は普通〜やや難しいです。たぶん全然解けないってことは無いと思います。とにかく復習になってありがたいです。

ソクは結構早く回ります。3回に1回当たる感じでしょうか。ですがたくさんの設問を扱う関係でソク自体は非常に簡素なものです。結論だけ述べると「そうですね〜」と言って先生ご自身が解説してくださいます(それでいいのかソクラテス)。

解説もわかりやすく、時たま有力学説を教えてくださり、扱う問題集も網羅性抜群ということで大変満足度の高い授業でした。ただ自分は内容が一見見たことあるからと結構予習をサボってしまいテスト前に本当に泣きそうになりました。。。😭

注目ポイント

・出席確認の時にメガネをおでこに乗せるとき。

・あまりにも簡素なソクラテスを聞いた時の戸惑いつつ「そ、そうですね。これは〜」。

・全く真逆の結論を言われた時の戸惑いつつ「そ、そうですかね〜。わ、私はこうだと思いますね〜。」

期末試験

大門が2題でました。

1問目は株式共有をメインとした問題で、株式総会の取消し事由との関係でごちゃごちゃした問題でした。僕は死にました(死)。過半数と半数の違いを理解していませんでした🥺🥺🥺。

2問目は事業譲渡から間接取引など論点たくさん盛り沢山の問題で、未だに答えがよくわかっていません。

どちらも難しかったようで、テスト終わりは、比較的大丈夫と思われていた商法だけにやばいヤバいの声が多く聞こえました。たしかに過去問より普通に難しかったです。

私はというと、テスト期間中に色々問題が発生したりして商法をあまり勉強せずに当日を迎えてしまったので、問題を見た時に終わったと思いました。初めて「冷や汗」をテスト中にかいた思います。ですが周りもなかなかペンを進めていなかったので、「これ、もしかして、むずい?😅」と思い、適当に論点羅列モードに入りました。

商法はきちんとやるべきだったと非常に反省しております🥺🥺🥺

水2 刑法総合1 ysd先生

授業内容

使用教材:岩間ほか『ケースブック刑法』(有斐閣、第3版)。悪名高いケースブック刑法です。事例問題ではありません。ほぼ学説に終始しております。良いか悪いかは後述。

ちなみに担当のysd先生クラスはケースブックは学説に終始しすぎているとして別途オリジナル「質問票」なるもので勉強します。ケースブックの中身を見ていないで比較できないのですが、そういう意図で質問票を配布なさっているということは、ケースブックよりは司法試験に親和的なのかな??と思います。でも基本的には学説の話です。良いか悪いかは後述。

親和性の高い教材:①橋爪隆『刑法総論の悩みどころ』(有斐閣、初版)・②井田ほか『刑法事例演習教材』(有斐閣、第3版)、③大塚裕史『応用刑法』「法学セミナー連載」。

①はいわずと知れた名著です。素晴らしい。。。。と思っていました。もちろん素晴らしいです。ただし内容がさすがにむず過ぎない?と思うことが何回かあり、断念。。特に過失のところ等は、受験的に使えないなぁ。。。と思うところがありました。もちろん素晴らしいし、分かりやすいです。先生もこれが良いとおっしゃっていました。でもやっぱり難しすぎるきらいがありました。

②は問題集です。後述のように、テストは事例のためケースブックだけをやっていると死にます。で、いい教材ないかなと思ったらこれです。問題は結構難しめ、解説あり、司法のネタ本と言われてる、などなど、です。解答もネットに挙げている方がいるのでそれを参照すれば十分でしょう。期末の問題の一部もここから出ていました。

③は基本刑法の著者の連載です。多くの方が(良いか悪いかは別として)『基本刑法』を使っていると思います。その応用編って感じで、素晴らしいです。特に、答案ではこう書くべき、とかが学べます。過失とか、予見可能性をどうやって設定するのかとかで悩むと思いますが、それが学べるので素晴らしいです。もし基本刑法より難しいものを、と思ったらぜひ。なお正しいかは知りません。ちなみに、これは全国どこを見ても刑法学者らこう言うと思いますが、基本刑法は京大ローでも好まれていません。

注目ポイント:

・(不作為の故意の場面で)「今回の甲には『やったるで~↑↑』が、ないですよね。」。

・暴行を意味するパンチ👊の絵。

・ところどころ出現するギャグ。

The関西の教授って感じなのかギャグがところどころ出てきてめっちゃ好きでした。くだらないの好きなので。

ちなみに、Twitterを徘徊しています()。私のクラスでは「事件」が起きました。おそらくこの記事も見られているでしょうが、ここも忖度なく書いていることを宣言しておきます。

期末試験

テストはSMプレイ性交(同意傷害)事例と勘違い騎士道事件(正当防衛「関係」)とその後のもろもろ(違法性の意識(錯誤)とか不能犯とか利益原則とか・・・)をくっつけたような内容でした。事前に先生から「変な問題」だとか「難しいと思うから論点を解きほぐせ」と言われていました。なので試験前日/当日にも関わらず勉強を諦めるロー生が多数出現しました。そのように言われていたので、ヤマも自然と変な分野を予想していた人が多いと思いました。責任や着手、不能犯、中止犯を私は予想していました。そういう意味ではこれも予想の範囲内ではあったかと思います。

ただ、まず論点が多い&有名判例と同じ体系で論じていいのかという不安がすごくありました。これがすごく、すごく不安です。書いた内容はうまく隠せないので書きません(皆さんを不安にさせるのも良くないでしょう)。

ただ試験直後の今思ったのは、先生がおっしゃっていたよりは有名論点の詰め合わせ(どこで論ずるかは別途問題)なので、案外試験直前までまじめにやった人の方がいい点数なんじゃないかな?と思いました。つまりはその場で考える系の内容(初見問題)というよりは、有名論点ごちゃごちゃに組み合わせた問題っぽい感じでした。なので刑訴と同じようにローの水準を考えれば、不安で不安でご飯もろくに食べられません(←これは100%嘘)。

ちなみにSMプレイとあるように性交関係なんですが、描写が妙に生生しく、女性からは顰蹙を結構かっていました。まあ試験問題だから仕方ないよね、と思いつつ、ここまで生生しくなくても良かったかもしれないよね、とも思いました(意訳)。

内容自体はどれも授業でやったような話かとは思います(たぶん)。ただ事例が少し特殊なので深く理解?していないと解けないとは思います。刑法事例演習教材を直前にやったのですが、そこの類似問題がたくさん出ていたように思えるので、ケースブックの抽象的な話だけでなく、適宜具体的事例問題も解いておくべきだったかもしれません。

私は自分の解答の刑法上の位置づけが不明過ぎて本当に不安なことを、ここに宣言しておきます(2022/07/27刑法期末終了後)。やはり誤っていたことをここに記しておきます(2022/08/13)。

 

つづく

つづきます。