競争社会でへらへら笑って

司法試験という競争社会の中でもへらへらしてる受験生のブログ

十六.京大ロー生徒然日記 あの時、セミの音がやけに大きく聞こえましたの巻

今、自宅にいる。

民法がさっき終わった。もう終わって2時間経つ。

マックでご飯を食べた。取り止めのない話をしていた。明日は商法。明後日は行政法。それで試験は終わる。

 

自習室の前の共有スペースで取り止めのない話をした。彼女が云々とか答え合わせすんなとかである。とりとめがない。

 

スマホを見ると着信履歴があった。13:49。番号を調べると京都大学法科大学院だ。

一抹の不安がよぎる。

何かやらかしたか?さっきページ数を間違えたからそれだろうか。

そう思い電話をする。やけに繋がるまで時間がかかった気がする。

 

 

 

 

 

「先程の民法のテストですが、学生用控を提出されているようでして・・」

 

 

 

ここから先何も覚えていない。うそだ。あまり覚えていない。

自習室に置いてある学生用控だと思っていたものをみる。提出用だ。

 

 

終わった。

 

 

終わりである。

電話口の方からはかすかに何か言っているようだが、何も覚えてはいない。

 

たぶん3秒くらいで窓口に着いた。

どうやらこうらしい。

 

複写の方が提出されてるので不正行為には当たらない(と思う)。ただし、複写の方を採点するかは先生の裁量次第である。こちらからは何も言えない。どうなるかもわからない。過去何度もこういう事態があったが結末は知らない。採点と集計は教授と学生課で完全に分けられている。とにかくこのまま、この事実を伝えて、先生には提出する。

あとまだ言ってたかもしれないが、覚えているのはこれくらいだ。

 

この説明では意味が分からない方もいると思うので追記します。所属しているロースクールの期末試験は複写答案になっています。つまり提出用と生徒控えがあり、控えは自学自習に活用できるということです。そしてテストが終わり次第、学生が複写答案を切り離し提出用をポストに入れ、控えは持ち帰るという仕組みになっています。

ここまででおわかりでしょうが、私は提出用を持ち帰り、生徒用控えを提出してしまうという大失態を犯してしまったのです。以上説明終わり。

 

頭がぐらぐらしていた。

何を言うべきか分からず、お願いします、といった。

お願いしますと言われても、と笑われた(気がする)。もうあんまり覚えていない。

毎回注意しているんですが、とも言われた。

それは、全く正しい。私も同じ立場ならそう言うだろう。

さりとて私は、今、同じ立場ではないのだ。

 

 

 

窓口から自習室まではやけセミの音が聞こえた。民法総合3のケアレスミスで留年した人がツイートをしていた。チャイムの音がやけに大きく聞こえたと。今ならわかる。大きい。セミの音だけが大きい。何もうるさいわけではない。ただ芯に響く音なのである。セミの音以外は聞こえなかった。

暑さは生きた心地にさせてくれた。汗が落ちるのが生を実感させてくれる。同時に夢でないことも実感させてくれる。

 

すでに共有スペースはお開きだったようだ。友達もいない。話す相手もいない。自習室に入ると1人いた。仲のいいやつだ。

思わず外に誘った。ことの真相を話した。

第一声は大丈夫ちゃう?だった。第二声は大丈夫やろ、だった。

 

あぁ。こんなに優しい言葉があるのだろうか。

 

外に出ると他に2人いた。他の2人も同じことを言った。複写式いらんとも言っていた。採点されるやろ、しない理由ない、などだ。

 

大丈夫なのだろうか。もう何が何だかわからない。採点しないとしても文句は言えないだろう。とにかく3人は大丈夫と言ってくれた。ありがとう。

 

結果はわからない。9/1にわかるか。それからはよくわからないが家に帰った。警察官が見たら、こいつはもうすぐ自殺する顔だ、と思うだろう。そんな顔をして、炎天下の中歩いた。

今シャワーを浴びて腰掛けている。

スマホでこれを打っている。

浴室では大丈夫大丈夫、会社法会社法と自分に言い聞かせた。虚しい声が響く。ここまで心のこもっていない言葉もあるまい。

 

案外、冷静だ。冷静ではないかもしれない。わからない。打ち込むと少しは気が楽になる気がする。誰かに話すのと一緒だ。

よく考えたら不正行為でない以上、最悪がF。最悪が留年。それだけなのかもしれない。ただ、それがなによりも怖いのも事実である。

テスト上の形式ミス。内容ではない。これで留年。なんと恐ろしいことだろうか。22になって初めて体験した。

 

どこかで安心している自分もいる。きっと採点される。こう思っているのは、果たしてポジティブさ故なのか、楽観主義なのか、頭がおかしくなってるのか、どれかはわからない。

というかもう何も覚えていない。夢だったのかもしれない。民実の失敗の方がよほど覚えている。

 

が、紛れもない事実だろう。控えを提出したことは。

そして、それが採点されるかは担当教官の裁量次第であるということが。

 

思えば連日のテストの疲弊と、直前の国際法のテストで死んでいた。答案のページも間違えていた。それからの控え用提出である。終わりだ。これほどまでに体力と気力とがないとは。

終わりだが、あと2科目ある。やらねばなるまい。Fであったとしても、まだ留年の危機ではないのだから。

 

 

これが世に出回っているからには結果が出ているはずだ。おそらくは9/1か。

採点されていれば、本当に感謝しかない。ありがとうございます。そしてすみません。

採点されていなければ、仕方ないことだろう。控え用は提出用ではない。これは自明なのだ。誰も咎めれないだろう。

 

たぶんこれを読んでいる人はベッドに横になってるかもしれないしポテチを食べているかもしれない。所詮、この記事は暇つぶしの一つでしかないだろう。真の意味で、これは暇つぶし以上にはなり得ないのだ。だけど僕は、真剣である。素の言葉でも、結局真意は当事者にしか伝わらないのだろう。三島由紀夫の最後もそんなものだったのだろう。

 

とにかく、今から自習室に戻って会社法をやる。過去問だ。たぶん、死にそうになってるだろう。

 

この記事が笑って読める日が来ることを、採点されれててもされてなくても、願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いうことで、いかがでしたか?8/1に絶望している当時の僕は。いい感じにくさいセリフを吐き、絶望していますね。いやー。飯がうまい(^.^)。なーにが三島由紀夫だ。謝れ。三島由紀夫の覚悟に土下座しろ。ついでに伊坂幸太郎にも西嶋にも謝れ。

 

安心してください。ちゃんと採点されてました(^.^)

いや、先生、本当にありがとうございます。お友達の皆さん、ありがとうございます。本当にやばい時って、みんな優しいんですね。みんなの優しさに心救われました。

もう異議申し立て期間も終わり成績も確定したっぽいのでこれを公開しました。もちろん上の回想録は当日書いています。絶望感が生生しいですね(笑)。

直前まで国際法のテストを受けていて疲れていた+民法の答案のページ数を間違えておりそれの対応を試験官に聞いていたこから、提出用と控え用の入れ違いに気づかなかったのが要因です。

ちなみに点数は普通に良かったので、たぶん「生徒用控えを提出してしまったことへのペナルティ」とかもなかったんだと思います(たぶん)。

 

実際、この時は本当に終わったと思っていました。ふたを開けてしまえば、この次の商法に一番影響がありました。

夏休みもこういう事態だったので、なんとなく楽しめず、ブログも書けなかったという感じです。北野天満宮に500円賽銭するくらいにはメンタル病んでました。メンヘラです。

冷静に考えれば、控えは提出用と全く同じことが書いてあり、しかも採点する教授の裁量が大きいので、きっとう大丈夫(自己暗示)と思いながら遊んでました。

いやー、良かったよかった。

 

 

さて、誰にも需要がないと思いますが、この大失態をしてしまったときにどうすればよいか、書いておきます(10年後にミスするであろう1人を救うために書いています)。

対処法は・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

座して待つ

 

 

 

 

しかありません。

まずカンニング扱いにはかからないそうです(生徒用控えを提出しているため)。

そのうえで採点されるかは教授次第ということになります。なので私のパターンが適用されるわけではありません(民法のymki先生は今年でローの授業は終了なので厳密には私の経験は他の事例には適用されないことになります)。

で、ここで教授にメールしたり何かしらのアクションを取るのは絶対やめたほうが良いと思います。というのも「生徒用控えを提出してしまったのですが、採点してください」とメールした瞬間、特定答案になるからです。そうなっては先生もFにするしかないでしょう()。Twitterとかで言うのも良くないでしょう。先生が万が一見ていた場合、すぐ特定答案になってしまいます(それは先生がわるいのでは?)。

なので、やれることは座して待つ、しかありません。生徒用控えを提出してしまったことが分かったら、すぐに教務に行きましょう。ちなみに提出用も後から提出するので、手元には答案は残りません。

 

採点されなくてもFであって、すぐに留年にはならないという気持ちで頑張りしかないでしょう。

まあ、その時はほんとに絶望しますが、たぶん大丈夫です。

もし不安でこの記事を見つけたらそれは幸運なことです。なので後の科目に集中しましょう。きっと大丈夫!

 

 

ということで、以上でした。

みんなは僕みたいな頭悪いクソ無能ムーブしないようにして下さいね!()

 

 

 

(^.^)